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明るくて、気遣いのできるあの人も。幼なじみの事がすっごく大事だったみたいだから。…きっと、幼なじみが居なくなって思うことがあったんだろう。
世話焼きで、素直じゃなかったあの人も。クラスで友人にまるでお兄ちゃんみたいに接していて時たま怒鳴る声は本当に怒っているんじゃなくって。優しい人なんだろうな、と思った。優しい人だからこそ、変に責任とか、感じていたのかも。
よく話しかけに来てくれたあの子も、死んだ。あの子が居なくなってからの朝は、物凄く静かに感じた。彼女の明るい挨拶が聞きたかった。そのまま色々なことを話して欲しかった。
子供っぽかったあの子も、死んだ。王子様に会うんだ、とか言っていたけれど彼女は王子様に会えたのだろうか。会えていたらいいな、死んでから会うなんておかしな話かもしれないけれど。