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「…酷い顔」
「お悩み相談なら、乗るからねー」 「!…そ、そう。」
最後だし、怖がってもいいよね。
「あ!ちょ、ちょっと…!」
「ご、ごめん!じゃ、私行くね」
その声が聞こえないのが、ひどく寂しかった。
弟のこと、わすれてた?
がたん。後ろから音がした。
「おい!」 「わぁ、どーしたの?」 「どーしたもこーしたもねぇよ、聞こえてなかったのかよ」 「…あは、うん、そーかも。」
涙を零しながら笑った幼なじみの顔が、いつか自分の見た母親の笑顔に重なったような気がした。気のせいかもしれない。けれどそれは、自分が大切に忘れたくないとしまい込んだそれに確かに似ていた。