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じわりと滲んだ脂汗を気取られないようさする手はそのままに、目線だけを素早く会場へ巡らせる。いつもテンポ良く掛け合っているアルヴィナの隣にも、同じネコ科の獅恩の隣にも、そしてペアであるゾーイの隣にも。
「……っ!う〜っ…!」 「ブーゲンビリア?なんしよったん、」 「り、凛太郎さん、凛太郎さん…っ!!」
「じゃあね、よろしく。……ゾーイのことも、さ」
「あのさ、おれはさ、逃げたってことにしてくれないかな。 溶けてる、って、皆にはナイショにして欲しいんだ。」
「おめでとう、ゾーイ」 「ありがとうなの!アダム!!」
「えぇ!!!!?リズさん、そんなに少なくてお腹空かない!!!!????」
「ひひ、ブーケちゃん誕生日おめでとー……チーム片目隠れの片割れからも、プレゼントー」 「お誕生日おめでどう、ブーゲンビリア!!」
「ゾーイ、お誕生日おめでとう!!!!」
「しぃ〜」 「はい、しぃですよね!ふふ」
「ふふ、ツヴァイご飯粒ついてるの~!」 その笑みに被せるようにゾーイの弾んだ声が続く。少女の言葉にその意味を解した病魔たちも賑やかに笑った。 ただ一人首を傾げたツヴァイにゾーイが翼を伸ばして頬についた白い欠片を取ってやる。