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「あれ~~クラウケルクへばってるの?あはは、ぼくが代わりに先頭やってあげようかー」
離れていく姿を見届けて、仕事に戻る為に室内に足を向けたリオンは、けれどその足をぴたりと止めた。
「あ」 雪のような肌を一筋の白濁が汚す。
「ふたりで死ねるなんてとっても素敵な運命だと思ったのだけれど…ふたりで生きていられるほうが、とっても素敵ね」
見開かれたアダムの瞳を、とろかせる。
シェルの棺に映る僕の顔は、これまでの病棟での日々でいちばんの…幸せそうな、満面の笑みだった
ノエルは、間違いなく。 死季を迎えた氷雪の病魔は、正しく。 春の陽気に溶けていっていた。
「僕、明日のお夕飯の席で自殺しようと思うんだ。」
つぅと、滴り落ちる。
▶︎幸いの×に在れない僕らは ▶︎氷雪病死期間 開始