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植村恒一郎さんのイラストまとめ


ツイテツ(ツイッタ哲学屋)です。群馬県立女子大名誉教授、日本時間学会名誉会員、西洋近代哲学、ジェンダーを研究。著書『時間の本性』(2002勁草書房、和辻哲郎文化賞受賞)、訳書カント『視霊者の夢』(岩波版全集3)。座右の銘「ミューズよ、戦(いく)さを退け、友なる我らと踊れよかし」(アリストパネス)。左翼リベラルです。
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[今日の絵] Dürer : カーネーションの聖母1516
聖母の顔は正確な比例の法則によって描かれており、その視線は絵の鑑賞者よりさらに遠くを見ている、聖母の持つ小さなカーネーション、ダヴィンチに同じ絵があり(キリストは梨は持っていないが)、カーネーションは血=キリストの受難を表しているらしい

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[今日の絵] Boldini : Reclining Nude, 1931
ボルディーニ1842~1931は「横たわるヌード」を何枚も描いているが、片膝が大きく曲がっていて、動性をもつ身体が多い、この絵は膝の曲がりは少ないが、腰と背のくびれなど動性を感じさせる、昨日のピカソの絵より約10年後、最晩年だがBoldiniの画風は不変

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12 Renoir : Reclining nude, 1890
ルノワール1841~1919は生涯にたくさん裸婦を描いたが、この絵は、背景からして室内ではないので、実景というよりは神話的な表象になっている、右上の青は海のようだが、海辺の草叢で昼寝するヴィーナスなのか

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[今日の絵]  Renoir : the page, 1877
服装からして、貴族などに仕える少年「小姓」だろう、ヴァイオラ(『十二夜』)やケルビーノ(『フィガロの結婚』)の時代ではないので、これは演劇で「小姓」を演じる役者か、舞台の脇に立つ姿は、少女のような少年のような、優美で美しく、そして知的な顔が印象的

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[今日の絵] 村山槐多 : バラと少女、1917 詩人でもある村山1896~1919は22歳で死去、20歳で死んだ関根正二1899~1919と並ぶ大正期の夭折画家。どちらも絵から激しい「叫び」のようなものが聞こえる、この絵は、彼が執着したガランス(深い茜色)の燃えるような生命感が、モデルは失恋した「お玉さん」か

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[今日の絵] 中村 彝(つね) : 小女、1914 中村1887~1924は美大に行かず結核に苦しみつつ絵を描いた、モデルは恋人の相馬俊子だが求婚を断られ苦しんだ(彼女の母は芸術家を擁護した文化サロンの中心)、彼の描く人物画は異様に存在感があり、「今、私の前に、あなたがいる!」という画家の声が聞こえる

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[今日の絵] Cezanne : Portrait of the Artist's Son, 1885
1871年生まれの一人息子ポール、パリでは田舎者と思われていたセザンヌは、社交や人づき合いの苦手な人だったが、ポールが生れた頃から画風が明るくなったと言われる、この絵の息子には「希望」が読み取れる

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[今日の絵] Guido Reni : Susanna and the Elders, 1620
同じく「スザンナと長老」、長老たちは見かけは「紳士」に見える、特に野蛮には見えないが、こういう人たちこそセクハラをするのかもしれない、二人の手の動きも早い、グイド・レーニは17世紀前半に活躍したイタリアの画家

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「今日の絵」3月前半ぶんを私のブログにまとめました。
https://t.co/fOrnL3nojr

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[今日の絵] Zinaida Serebriakova : Self-portrait, 1911
ジナイーダ・セレブリャコワ(1884~1967)は、ロシアの印象派画家、26歳のときの自画像、姿勢や光りの当て方など工夫している

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