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[今日の絵] Dürer : カーネーションの聖母1516
聖母の顔は正確な比例の法則によって描かれており、その視線は絵の鑑賞者よりさらに遠くを見ている、聖母の持つ小さなカーネーション、ダヴィンチに同じ絵があり(キリストは梨は持っていないが)、カーネーションは血=キリストの受難を表しているらしい
[今日の絵] Boldini : Reclining Nude, 1931
ボルディーニ1842~1931は「横たわるヌード」を何枚も描いているが、片膝が大きく曲がっていて、動性をもつ身体が多い、この絵は膝の曲がりは少ないが、腰と背のくびれなど動性を感じさせる、昨日のピカソの絵より約10年後、最晩年だがBoldiniの画風は不変
12 Renoir : Reclining nude, 1890
ルノワール1841~1919は生涯にたくさん裸婦を描いたが、この絵は、背景からして室内ではないので、実景というよりは神話的な表象になっている、右上の青は海のようだが、海辺の草叢で昼寝するヴィーナスなのか
[今日の絵] Renoir : the page, 1877
服装からして、貴族などに仕える少年「小姓」だろう、ヴァイオラ(『十二夜』)やケルビーノ(『フィガロの結婚』)の時代ではないので、これは演劇で「小姓」を演じる役者か、舞台の脇に立つ姿は、少女のような少年のような、優美で美しく、そして知的な顔が印象的
[今日の絵] 村山槐多 : バラと少女、1917 詩人でもある村山1896~1919は22歳で死去、20歳で死んだ関根正二1899~1919と並ぶ大正期の夭折画家。どちらも絵から激しい「叫び」のようなものが聞こえる、この絵は、彼が執着したガランス(深い茜色)の燃えるような生命感が、モデルは失恋した「お玉さん」か
[今日の絵] 中村 彝(つね) : 小女、1914 中村1887~1924は美大に行かず結核に苦しみつつ絵を描いた、モデルは恋人の相馬俊子だが求婚を断られ苦しんだ(彼女の母は芸術家を擁護した文化サロンの中心)、彼の描く人物画は異様に存在感があり、「今、私の前に、あなたがいる!」という画家の声が聞こえる
[今日の絵] Cezanne : Portrait of the Artist's Son, 1885
1871年生まれの一人息子ポール、パリでは田舎者と思われていたセザンヌは、社交や人づき合いの苦手な人だったが、ポールが生れた頃から画風が明るくなったと言われる、この絵の息子には「希望」が読み取れる
[今日の絵] Guido Reni : Susanna and the Elders, 1620
同じく「スザンナと長老」、長老たちは見かけは「紳士」に見える、特に野蛮には見えないが、こういう人たちこそセクハラをするのかもしれない、二人の手の動きも早い、グイド・レーニは17世紀前半に活躍したイタリアの画家
[今日の絵] Zinaida Serebriakova : Self-portrait, 1911
ジナイーダ・セレブリャコワ(1884~1967)は、ロシアの印象派画家、26歳のときの自画像、姿勢や光りの当て方など工夫している