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⑱
さて、どんな夢だったか。
「…なあ、いちまつ」
「ん、何?」
「おはよう」
今日もまた同じ朝を迎えられることは、きっと一つの奇跡なのではないかと、そんな思いを込めて。
⑰
…ねぇ
…ねぇ、…松
…ねぇ、クソ松ってば!
「ん?」
「ん?じゃないよ。ちょっと袖離してくんない?」
「ああ、悪い!」
からまつは握りしめていた弟の寝間着の袖をパッと手放した。
…そういえば何か夢を見ていた気がする。
⑬
青い魚の兄弟を見つけたのは、いよいよこの海も朝を迎えようとする頃だった。
再会を喜ぶように、2匹は辺りを泳ぎ回る。
「…もう二度と会えないかと思った」
「ああ…でも、こうしてまた会うことができた」