//=time() ?>
⑧
「僕は仲間が来るまで隠れているんだ。ここなら僕と同じ色だから安全でしょ…でも、とても心配なんだ」
上手に隠れているからこそ、大切なものにも気付いてもらえないのではないだろうか。
からまつは難しいなと思いながらその場を後にした。
⑦
次に訪れたのは、海藻が生い茂り辺り一面をすっぽりと覆い尽くしている場所だった。そんな海底の森に緑色の魚が一匹、ポツンと泳いでいる。
「やあ、ペリドットのような君、こんなところでどうしたんだい?」
声をかけられた魚は怯えていた。
#あの日の六つ子2016夏
https://t.co/wEZEyIdIfp 企画垢様( @matsu_natsu2016 )
とびきり素敵な企画をありがとうございます…!
⑤
互いの兄弟を探して進んでいくと、なだらかな丘のような場所に着いた。
丘の上で赤い魚がせっせとものを運んでいる。
「やあ、ルビーのような君、何をしているんだい?」
赤い魚は振り向くと、ニッと笑って見せた。