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『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』
EP7以上に二次創作・ファンメイド続編のお手本のような作品。えぇあんま褒めてないです。レジェンドキャラか新キャラか、踏襲か革新か。思い返せば光明面と暗黒面の狭間で揺れた歴代主人公達以上の製作陣の葛藤と苦しみが滲み続けたシークエルだった。
『ぼくらの7日間戦争』
原作既読。「そんなうまくいく訳ねー」部分も含め、むしろそんな冷めて硬くなった大人の思考にパンチを見舞う闘いは正に『ぼくらの〜』。中山ひとみを筆頭に角川過去作へのオマージュを忘れず、SNSなど現代ティーンへの見事なアップデートは細田守版時かけにもひけをとらない。
今年の外国アニメ映画は凄い豊作で、アニメ映画史年表がジブリ作品で止まっているような(←決してバカにしている訳じゃなく)一般の人にこそ是非観て欲しいのに、一般の人はあまり足を運ばなそうな館でしかやっていないというジレンマ。
『幸福路のチー』
祖母の葬儀のため疎遠だった故郷に帰国した主人公。デフォルメの利いた人物達と激動の台湾現代史を背景に描かれる半自伝的物語は、ちびまる子ちゃんのようでもあり、同時に今年もう一つの『芳華』にして『空の青さを知る人よ』。過去と現在、現実と空想、成長と喪失が交錯する大傑作
『地獄少女』
やたら気合の入った魔鬼のライブシーンや閻魔あいの人外レベルに美麗なコスチューム&メイク等オカルト美少女ジャンルの実写化としては過去最高級のクオリティ…なんだけど、面白いかと言われると…🙄わらべ唄と共に現れる不吉に可憐な玉城ティナの御姿は正真正銘の地獄少女でありんした。
『天気の子(4DX版)』
四六時中の雨に髪は濡れ、船の揺れやバスの振動と共に巡る東京の街並み。体を反らし見上げる晴天の空。これが帆高の見た世界なのかと体感実感。
風を浴びながらの空中遊泳グランドエスケープはスパイダーバース3Dと並び本年随一の映画館体験。興味ある方はこの機会を逃すなかれ。
2019年上半期の邦画は引き続きアニメ映画と人気漫画の実写化が存在感があった一方で、正統派時代劇が立て続けに公開された記念すべきシーズンでもあったと思っている。下半期は『引っ越し大名!』や『決算!忠臣蔵』など、『超高速!参勤交代』以降の変化球に戻るようだが引き続き応援したいジャンルだ
『パドマーワト 女神の誕生』
『バーフバリ』が「こんなの観たことねぇ!?」劇画神話だとすれば、本作は豪華絢爛にして華麗なる幻想歴史絵巻。ディーピカーの神クラスの美貌と、ボリウッドの壮大な歌と舞、闇に浮かぶ炎の煌き、エキゾチックなBGMは勿論スクリーン案件。
映像と音の強さに比べ脚本は並
『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』
ラストの本領発揮以外はデレるかピンチになっている無名のアブナさはHFⅡの間桐桜と今年の双璧。自主規制しがちなこの時代によくもまぁ…。性癖が狂いまっせ。
カバネリらしい苦く哀しい決着ながら、冬去り春来たるからのEDアゲアゲには否が応でも続編を希望してしまう