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昼夜Macに向かうフリーランス。田舎民のため映画館に足繁く通えないが、65インチ4Kテレビと27インチiMacで映画を貪る。ドラマも好き。雑食鑑賞。ATG・大島・今村・市川・黒沢・北野・キューブリック・ロメール・デパルマ・リンチ・フィンチャー・ハネケ。YMO METAFIVE TESTSET 旅と建築、阪神ファン
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2024-11-23



伏線回収のカタルシスのためにだけキャラクターが存在しストーリーが動く作品は好きじゃない。そんなひねくれた視聴者の存在も見透かしたかような見事なエンディング。孤独な者達が東京の夜の街で交錯する。キャラクターが動物という事が様々な想像を掻き立てる、その独創性が秀逸。

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ギリシャ悲劇が元ネタらしいだが、それを知らなくても観た人がそれぞれにこれはなんの寓話かと思い巡らせる面白さに溢れている。マーティンは神か悪魔か。次々と呪いを成功させるホラー的な展開に胸糞ここに極まれりな結末。だが嫌いじゃない。いや大好きだ。ニコールの佇まいも最高。

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風葬の後、骨を洗う「洗骨」という風習を通じ、壊れた家族が絆を取り戻し、命を繋ぐすばらしさを描く人間賛歌。沖縄の美しい自然を捉えるロングショット、テンポいいセリフ運びとユーモア溢れるやりとり、そして満を持して迎える圧巻の洗骨シーン。お見事。見終わって思わず拍手。

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バイト先の銭湯は、闇の死体処理場だった。
平凡な男が裏社会に出くわし、物語はどう転ぶのか。予測をことごとく裏切る展開がうまい。「自分の知らない世界に触れて一皮剥ける話」ではあるが今まで見たことのない語り口。銭湯主人や同僚松本くんのキャラも実にユニークで魅了された。

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Mankはなぜ市民ケーンを書くに至ったか。市民ケーン同様の語り口と映像を駆使して描く。フェイクニュース、クリエイターの矜持、創作物は誰の物か。まさに大統領選あり、映画館の行く末危ぶまれる2020公開に意義を持つ1本。映画創作を問う作品がNetflix出資という皮肉までが構成要素だ。

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「エデンより彼方に」

静かに、しかし心の中で激しく苦悩する女は美しい。夫がゲイであることに悩み、葛藤し、黒人庭師に心惹かれるジュリアンムーアの演技が必見。トッド・ヘインズの衣装やセットの色彩へのこだわりもすさまじく、その後の「キャロル」へと引き継がれていく。

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