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牛若丸(源義経)の誕生から平家に勝利するまでを記した『義経一代記』。国芳が描くのは五条大橋で弁慶と牛若丸が出会った場面。広重の方は一の谷の急斜面で平家軍に奇襲をかける場面。いずれも牛若丸の宙を舞うような軽快な動きが表現されています。
「三代豊国×国芳×初代広重」で展示中(〜12/21まで)
1枚目は国貞(三代豊国)の東海道シリーズより「池鯉鮒」。背景に注目すると、初代広重「東海道五拾三次之内 池鯉鮒(保永堂版)」(2枚目)とほぼ同じ構図。馬の数や向きも同じです。広重の方が出版が先なので国貞が真似をしたことになりますが、当時は珍しいことではありませんでした。(12/21まで展示中)
初代広重「不二三十六景 甲斐大月原」
山梨県大月市の“大月の原”。画中の富士山はもう真っ白になっています。手前のすすきの原は秋風に揺れ、橙色→黄色→緑色のグラデーションでとても美しく表現されています。
11月展「秋と冬 紅から白へ」で展示中(〜11/29まで)
#浮世絵でGoToトラベル
三代広重が昔(江戸)と今(明治)を比較して描いたシリーズ。この図はどちらも江戸橋から日本橋方面を眺めています。両者の隔たりは20年程と思われますが、町並みや暮らしぶりは激変しています。木造の橋は石橋になり、白壁の蔵は煉瓦造りに変わっています。
「江戸東京散歩」前期にて8/31まで展示
明治五年(1872)に新橋〜横浜間で開通した鉄道。
本図はその前年、つまり鉄道の姿を見る前に絵師の想像によって描かれたもので、実際の車両とは異なる部分があります。これでは馬車のような車輪が付いています。左奥に見えるのは日本初の洋風ホテル・築地ホテル。
「江戸東京散歩」前期にて8/31まで展示
日光の裏見ノ滝。その名の通り、滝の裏側から流れ落ちる水を見ることができました。画中でも3人の旅人が岩壁を通る細道から滝を眺めています。水流は、透明感のある青のぼかしと、流れにあわせた空摺(凹凸加工)の線によって表現されています。見ているだけでマイナスイオンを感じる涼しげな一枚です。
緑がまぶしい伊豆の山中。中央から流れ落ちる滝は、白、水色、藍色で表現され清々しさが感じられます。奥にはまだ雪の残る富士山。季節は初夏、ちょうど今頃でしょうか。じつは絵の中に2人の人間が描かれています。人物を入れることでスケール感が伝わります。探してみてください。
#おうちで浮世絵
先月、皇后雅子さまによって「御養蚕始の儀(蚕に初めて桑を与える)」が行われたとのニュースがありました。皇室で本格的に養蚕に取り組まれたのは明治4年の昭憲皇太后(明治天皇妃)から。その後、大正ー昭和ー平成と繋ぎ、令和になって美智子さまから雅子さまに引き継がれました。
#おうちで浮世絵
吉原にあった扇屋の遊女・花妻。
扇屋にちなんで簪(かんざし)の先には扇の飾りが付いています。外側の着物は黒地に派手で大きな蝶をデザインし、内側には青と赤のストライプに黄色のコウモリを配しています。帯や襟にも模様が入っていて、存在感のあるコーディネートです。
#おうちで浮世絵