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大天使ガブリエルが、処女マリアにキリストの懐妊を伝える、受胎告知。画家は、二人の関係性、ドラマを構築するため、構図として二人の上下関係をどう位置づけるか。真実を知っている=伝える側と、教えられる側(ただし相手はマリア)である。ここでの解釈は画家に委ねられている。
M.フリードは、グルーズ《孝行》での患った義父との和解を家族全員が注目している=没入の構造を評価する。一方ブーシェの《日の出》は、誰も太陽に関心を示さず画面を埋めるための空虚な配置と批判。
抽象芸術であるカロのテーブル・ピースも、台座からの落下を全ての部分が支え、没入状態なのだ。
輪郭はどこに生まれるのか。「輪郭がある」ことは何が「ある」ことを意味するのか。「ない」ものには輪郭はないのか。マグリットの印象派に対する関心もこの輪郭の問題が関係していたはずだ。
以前ビビったのが、アルテミジア・ジェンティレスキ《スザンナと長老たち》をエックス線撮影したらこんなのが出てきましたという設定で作られたKathleen Giljeの《Susanna and the Elders, Restored - X-Ray》
フェミニズム作品としてパンチあるけど、これ一瞬騙されそうになってしまった。
鳥山明のデザインじゃないのね。
スティパ・カプロニ
1932年にイタリアのルイージ・スティパによって設計。カプロニ社の実験機。スティパ・カプロニは過剰なほど安定性が高く、飛行進路を変えることが難しかった。開発の続行は中止されたが、設計はジェットエンジンの開発への重要なステップになった。
制作途中を見ると、セザンヌはなぜこんな落ち着かなくなるような描き方をしたのかと。間違いでも単に個性でもない。ダヴィッドのこれも高度。プロセスの問題は、美術だけではなく、可能性はいろいろあるわけだが、しかし、こういうことに対する感性が奪われる部分ではアプリの利便性や現在性は危険だ。
そうか、ジョアン・ミッチェルの回顧展をSFMOMAでやってたのか。(2021年9月4日-2022年1月17日)。
ジェンダーギャップ是正への取り組みに積極的なボルチモア美術館(2022年3月6日-2022年8月14日)との共催。図版だとそんなにピンと来なかったんけど、本物見るとめっちゃうまいと思ったな。