ityouさんのイラストまとめ

この場面、原作とは黄前さんと塚本さんの座る位置、言う台詞が入れ換えられているのが興味深い。
なお

＞ずいっと顔を近づけられ、久美子は思わず目を伏せた。美少女のドアップというのは、なかなか心臓に悪い。

原前さんの人体観察眼は通常運行。烈火の如き怒りより顔の美しさがこわい、あーこわい

《こいつらに序盤に猫被りして近づくなんてムダというものだ。お前らみたいな馴れ合いの建前の皮を剥いで、黒い駒を白い駒にひっくり返してやりに来たんだよ。今すぐとびかかったりはせんが、まあ待ってろ。》

むろん、滝先生を、憧れの人を追って来たという面がある。しかしそれはほぼ表裏に一体化している。強豪校の推薦を蹴って、彼を追って北宇治へ来るということは、普通の人と戦う道に進むことにほかならない。
高坂さん(高1)は、この戦いの道に、100も承知、とは言わずとも、97くらい承知で来たのだ。

高坂さん(高1)は特別な自分の特別なトランペットの音によって、普通の人を感化して(一時的にでも)特別にし、それによって普通の集団が特別な集団となって勝つ、それに挑み試みるために来た。
高坂さん(高1)は、黒い駒をひっくり返して白い駒にしていく、オセロをしにきたのだ。

「全国/金賞」といった建前の目標のもとで、自分が自分の演奏力を高らかに吹き鳴らして圧力をかけることで、他者のベクトルをどのように集団のポジティブな前進の方向へ向け動かしていくか。
がらっぱちに言えば、高坂さんは北宇治吹部に、楽器を使っての他者へのストレステストをするために来たのだ。

うおお！！すごい！！全く気付かなかった…ここまで…！！

半熟たまご @hnjkegg さん「反射光愛撫のシーン、右側にあるカーテンの色に注目してみてほしい。希美がフルートを揺らしているときは空色に近い色なのに対して、希美が姿を消した後に色がくすんでしまっている。」

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お前何しに来たんだよ～！？　普通に強豪校行って普通に勝ちゃいいじゃんよォ？？
と思うのも当然ではあるのだが、大会で勝つ、というのは高坂さんにとって──この面では田中さんとやや同様に──建前の目標であって、その建前を目指すことで得られるまた別の目的がある。

高坂さんが北宇治高校吹部に来たときの姿勢は、けっして一人しずかにトランペットを吹きたいというわけではなくて、集団として勝つためにその集団自身とも戦ってやろうじゃないか、という、極端に言えばケンカをしたうえで勝つために来たのだろう、といった話
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このプール、原塚さんは
「お祭りのとき、希美が言ったから。ほかの子も誘えって。だから」
あくまで原木さんに従って、その結果その掌中からこぼれた形

リ塚さんはここが違って、
「オーディション、落ちちゃいましたあー！　先輩と、一緒にコンクール出たかったです」
リ崎さんの涙を見ての動き

中川さんは、押したり、引いたり、布を振ったり、立ちはだかったりして、吉川さんの猛烈なエネルギーを誘導、調整するマネージャー、猛牛使いといったところだ