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正義が招く分断。言葉に潜む凶器。あがいても不埒なSNS。繰り返す自戒を込めて、約半年にわたり向き合ってきた『中島みゆき RESPECT LIVE 2023 歌縁』終幕。集いし出演者,スタッフとの他ならぬ合縁奇縁。しかも大半のスタッフは大村雅朗さんのトリビュート公演兼任という離れ業。尊い"えにし"に感謝!
放心状態。二夜続けてのトリビュートライブ。昨秋、福岡で観たのが縁。きっと大村雅朗さんに導かれ、ピンポイントにあれだけのメンバーがぴたり揃った奇跡。昨夜は自身が手がけるのは8年ぶりの歌縁。渡米もあったりでハラハラながらプロフェッショナルなスタッフたちに助けられ、大阪公演は無事終幕。
森ノ宮ピロティホールで舞台『パラダイス』【作・演出:赤堀雅秋】。現代日本によどむ鬱屈や憤怒を鋭く睨み返す。俯瞰ながらも虚構ならぬ世界に自身の内面をも覗き込むよう。幾重にも屈折した重い感情がもたげるが、顛末に向かう一幕に、次代に希望を託す意思も。[敬称略]
神戸国際会館でDisney WORLD BEAT 2022。東京ディズニーシーの音楽を手がけたり、Disney on CLASSICでも最初期から指揮・編曲を担うBrad Kelley率いるビッグバンド。各々の個性が共振する多様性と調和。今年は"JAZZ ANIMALS〜夢を奏でる動物たち"と題して選曲されたナンバーをジャズアレンジで潤色。
大阪市中央公会堂で藤原さくら。いい音楽の実演が重ねられる度に、その空間の響きは彩度を増す。遡ること、大正時代のネオ・ルネッサンス様式のこの歴史的建築もしかりで、歌もギターも出色。今夏、ブロードウェイミュージカル『ジャニス』にオデッタとベッシー・スミス役で歌劇初挑戦も。[敬称略]
グランフロント大阪で『バンクシーって誰?展』。世界各都市を巡った『ジ・アート・オブ・バンクシー展』を日本独自に再構成。プライベート・コレクターの手にある作品群に加え、そのストリートアートのメッセージ性を主催TV局の美術クルーの知見と技巧により再現された街並みにキュレーション。
梅田芸術劇場でミュージカル『メリー・ポピンズ』。日本版は4年ぶりの再演。魔法は夢や希望と相性がいい。ライブだからこそ躍動する歌とダンス、絵本から飛び出したような舞台美術や衣裳。余すことなく劇場空間を利する演出が、映画とは趣の異なる光彩を放つ。
Zepp NambaでUNICORN。前ツアーのファイナルから3ヶ月を待たずして新たなツアー『EBI & UNICORN“狙ったエモノは逃さねぇ”』がスタート。ライブの足し算も掛け算も心得たバンドときたらスピンオフとは言えど、その濃度は薄まることなく。無言ながらもフロアを揺さぶる熱狂。
フェスティバルホールでUNICORN。この夏にリリースされたニューアルバム『ツイス島&シャウ島』収録曲全曲を軸に。多芸多才な各々が得手勝手に振る舞うように見えて、互いに疎通を図る度量の大きさ。不穏な時世にも興に乗じて格段に広がるライブの楽しさ。
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』。傍若無人な放言にためらいがない。実体の不確かなものへ感情的に共感することばかり連鎖する社会を痛烈に揶揄。失笑を繰り返してるうちに、やがて本来の多様性とはどうあるべきかを浮彫りに。とってもパンクな否定と肯定。