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マチカネフクキタルと病院の廊下 2/2
ドロリ。
不定形の何かがこちらに迫る。
「どうして離れようとするんですか?」
『手』のようなものがこちらに這い寄ってくる。
あと一歩後ろに下がれば廊下が出られると思った瞬間
「まあ、もう遅いですけど」
#ウマ娘
マチカネフクキタルと病院の廊下 1/2
彼女が練習中転倒してしまったので病院に連れて行く。検査結果は特に問題なし。だが疲労が蓄積していたので入院して休息をとることになった。
メニューを考えてエレベーターを降りると見慣れない廊下に出た。上階を探すと
「こっちですよ」
声が響く。
#ウマ娘
深海のような静けさに、
溶け込み君は外を眺める。
誰もいない水族館はただ二人、
循環する水と泡が微かに響き、
互いの吐息が分かるほどだ。
水浸しの世界で漂う群衆は、
こちらを見下ろし眺めている。
彼らが織りなす
ホワイトブルーのオーロラが、
君の身体に降り注いでいる。
#ウマ娘
コパノリッキーと『蓋』
「コパコパ抜き打ち風水チェックだよ!」と言い部屋に上がり込んできた彼女。
今日はいつもより風水の話をしている。
「だってもっと知ってほしいから!」
「また『蓋』をしてない?」
「…なんで分かっちゃうのかなぁ」
「…やっぱりキミと私は『相生』だね」
#ウマ娘
フクキタルとレインコート 2/2
ゆっくりと顔を上げる。フードの陰に隠れていた彼女の瞳が黄色く光る。瞳を見た瞬間、視界はぐにゃりと歪む。
「さあどうぞ?この瞳をしっかり見て、そこの人…あぁ、違いますね」
「お願いはなんですか?『トレーナー』さん?」
#ウマ娘
フクキタルとレインコート 1/2
飲み会の帰り道、雨降りの中、黄色いレインコートを着たフクキタルの後ろ姿を見かける。
追いかけ危険だから帰ろうと声をかけると
「『あなた』はとてもやさしいですね他のみんなはすぐに願いを口にするのに」
「良いのですよ?あなたも願いを望んで」
#ウマ娘
メジロブライトとタイヤ引き 2/2
「私と一緒に歩むところ見せてくださいませ~」
「トレーナーさま~がんばれ~がんばれ~です~時間はたっぷりありますわ~」
「トレーナーさま~頑張ってください~いつまでも一緒です~~『私』のトレーナーさま~~」
#ウマ娘
メジロブライトとタイヤ引き 1/2
「トレーナーさんの上腕二頭筋、素晴らしいですね!輝いてますよ!」
バスから降りてきたメジロライアンに筋肉を褒められた。そのやり取りを担当のブライトがジッと見ていた。
練習終了直後ブライトにタイヤ引きのロープを巻かれる。
「がんばれ~ですわ~」
#ウマ娘
フクキタルとたづなとエレベーター 2/2
「…たづなさん。この電話自体おかしいんです。だって…」
スマホ画面の右上を見ながら言葉を続ける。
「圏外なんですから」
ドンドンドンドンドンドン
外を確認するためのガラスに無数の手形が付いている。
「トレーナーさん。私4階に行きたいです」
#ウマ娘
フクキタルとたづなとエレベーター 1/2
仕事先で乗ったエレベーター。3階までしかなかったのに4階が増えていた。
「トレーナーさん、私4階に行きたいです」
気付けば彼女がいた。直後スマホが鳴る。画面には
【駿川たづなから着信】
「トレーナーさん!いまどちらですか?」
#ウマ娘