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@sJmlZRhoQS7m35j 『この身は可能性の末端、あり得ざる未来の姿なれば、その答えは正しいとは限らない』
『その上で答えるとすれば、群体であれば潰えぬ代わりに、変わる事が難しくなる。故に、この我々は永劫の業を背負う事ができた』
『分かたれれば、人と同じ。枝分かれの可能性だけが希望となろう、蝶々の我々よ』
『仮初めの時は終いだな』
ルクサリアは、再び火を失う。
『長いは無用、さっさと帰るのみ、だな』
そして、その身体が光に解けていく。
『……久々に、元の有り様を思い出せて、楽しかったぜ』
えにしなどない。
未練などない。
不要な可能性は、ただ静かに消えるのみだった。 https://t.co/RBDmvFqrpI
@maltukero @makamikouya @kuuri20102014 @EWrl_30MM_KHI その瞬間、冷たく固着していたルクサリアに、再び火が灯る。
『炎よ、雷よ、猛れ。我々が魔王であると、今一度この世界に轟かせようーーー』
立ち上がり、その歪な刃を、醜悪な腕を掲げ、獣が吠える。
その姿は、“この世界のアリス”の背中によく似ていたーーー
『ーーーふむ。ようやくか』
ふと、魔王の動きが止まる。
『必要悪とはいえ、傀儡は面白いものではなかったが、得るものはあったな』
炎膜が、電磁フィールドが、動力源が消失する。
異能を維持していた魔力が途絶えたのだ。
『……悪は潰えるもの。これで良い』
ルクサリアはそれきり沈黙した。 https://t.co/0JsjAgQA5N
@makamikouya 『揺れ動く鏡、か』
『中庸か、もしくは善性への信頼か』
『その刃、どこまで保つか、試そう』
言葉は不要とばかりに、剣戟の圧が増す。
まるで修羅のようでありながら、しかし、その有り様はやはり。
だが、引く気はないようだ。
剣による語らいは続いていく。
@DDS97614480 『我々より分かたれし我々よ。賽は既に投げられた』
『我々は悪を為す必要悪、その果てに存るもの』
『観測はとうに終えた。我々は為すべき悪を為すのみ』
……何処か噛み合わない回答が返される。
さて。
@EWrl_30MM_KHI #30MMNAMEP1
《可能性の末路》
『我々は人々に害なす者』
『我々は必要悪の王』
『我々はその意義を果たそう』
赤い獣、ルクサリアと呼ばれる機体に、無数の瞳。
潰えし筈の悪夢の未来。
『我々、魔王グリム=レギオンは、此処に悪を為そう』
【戦闘判定】目標値20000
@kuuri20102014 @makamikouya @maltukero @EWrl_30MM_KHI #30MMNAEP1
最後に。
不明の霧より、ソレは華奢と巨躯をかたちどる。
『軸違えの我々を手繰り寄せるか』
『必要悪の王たる我々を』
『なれば我々はその意義を果たそう』
赤い獣、ルクサリアと呼ばれる機体に、無数の瞳。
潰えし筈の悪夢。
『我々、魔王グリム=レギオンは、此処に悪を為そう』