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相変わらずの頑丈さに舌を巻く。
人を素体にした異形、ダメージに鈍いのは折り込み済み。ならば怯まず攻め続けるだけ。
そして斬撃の風が迫る。
これも前なら物陰でやり過ごすだけだった。でも、
「甘く見てっ……!」 https://t.co/pgCRS6rUZb
変化。
初めてヴォイドタッチを起動した時と似た感覚。
思考が読み取られる、しかし這入り込まれるような不快感はない。
それは装着者の望みをトレースし具現化させる工程。
——必要なのは、アイツと相対できる力。
霞がかった像は堅牢な盾、あるいは身を覆う外套。
この力なら、恐怖を克服して前に、
「最後はお互いの地力でバトルだ!」という2人のアオハルな思いを見事にブチ破ってきて結晶炉生えた
滾っちゃうわねぇ……!(◜ᴗ◝ ) https://t.co/Wz6cdhEe1q
ルドラが引き裂かれ、女性は救出された。
これまで以上に苦しい戦い。
次はもっと彼に負担をかけないよう立ち回らなければ…。
張り詰めていた集中を解きユキコは膝を付くブラッドフォードへと駆け寄り、
その足を止めた。
「な、炎……!? 」
——確かにやり遂げた。
だがまだ終わってはいない。 https://t.co/IE7cCSTb9o
ルドラに取り込まれた女が露出した。
ルーカスの高速移動が、体組織の再生よりも速く彼女を引きずり出して救出する。
お互いに満身創痍のアシュレイと、マスクの下で目が合った気がした。
——やったな。
ブラッドフォードは精一杯の頷きで連携を讃え、膝を付く。
やり遂げた——
@Lelio_Lelia https://t.co/oZTajHAGyS
『くたばれッ——!!』
アシュレイと同時、
そのなまくらの剣身を叩き付け、組織を抉り、膂力のままに″引き千切る″。 https://t.co/QnWKVavTG4
「くっ……!」
ライフルは向ける。しかし撃つことができない。
『俺を殺せばのこの女も死ぬぜ』
救えない、変わり果てた人を手にかけるのは″慣れ″た。
せめて解放する、そう思えるからだ。
しかしまだ息のある、助けてと哀願する命は……。
「なんて……なんて……!」 https://t.co/wJ5XXAgjXL
「風……?」
突如吹き荒れる風に巻き上げられる砂塵。
それは後退するキリングス達を飲み込んでいく。
「味方なの……?」
「——いや。あれは、」
転がるキリングスだったもの。
砂塵を割って現れたのは、かのVFの執行人を思わせる巨体。
「ヴォイドソーク……!」
https://t.co/lDA1U3jAES
▼ブラッドフォード・ウィンターランド
LA第74機動歩兵隊の副長。
本人曰く「より生の感覚で武器を扱う為」にアーマーの右腕はアーリータイプのものに変更されている。
性格は直情的で突撃しがちだがそれ故に部隊を引っ張る存在で、その若さも相まって隊員達の間でも慕われていた、と記録されている。