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「だめじゃ
いえにはおらんようだ」
あわててうさぎの
もとへとむかった
おじいさんと
おばあさんでしたが
いえにはうさぎさんの
すがたはありません
「まさか…もう…」
「ばあさん
あきらめてはだめじゃ!」
「そうですね…
あきらめるわけには!」
ふたりでてわけをして
さがすことにしました
なんやかんやあって強大な敵を前に片腕しか使えなくなった二人が、
それぞれ片腕に魔力を集めてその魔力を合わせて必殺の一撃を放つ!
みたいなこともあったりしたんじゃないかなという妄想
なきながら
うなずきながら
はなしをきいていた
はなはいいます
「…ひとつ…おねがいが
あります」
「なんだい
なんでもいっておくれ」
「おっかあとよんでも
いいですか?」
おかあさんは
うれしそうにいいます
「もちろんだ
おまえさんはもう
わたしのこだよ、はな…!」
「…おっかあ…!」
「おまえさんがまいにち
きてくれるのは
わたしにとっても
たのしみなことに
なっていった
おまえさんに
みよりがないこともしって
おまえさんさえよければ
わたしのむすめとして
いっそいっしょに
くらせたらと
そうおもうほどに…
それが…まさか、こんなに
きゅうにおわって
しまうだなんて…」
はなは
むらのひとたちが
はなしていたことを
きいたことをはなしました
「わたしがここにいれば
めいわくがかかるかも
しれません
わたしになまえをくれた
やさしくしてくれた
あなたがたに
めいわくはかけたく
ありません」
それをきいて
おかあさんは
めになみだをうかべて
はなを
だきしめました
「ここいらにも
いるんだろうか
たぬき」
「おらたぬきをみたことあるぞ
けっこうまえだけど
おいかけたらにげてったわ」
「やっぱりこのへんにも
いるんだねえ」
「みつけたらつかまえるしか…」
たぬきのなかには
わるいたぬきもいるのです
はなはこのはなしをきき
いったんやまへ
かえりました
それでも
へんげをするのは
とてもむずかしく
みみとしっぽは
そのままでした
そんなあるひのこと
はなにも
にんげんのおともだちが
できました
ひもくれはじめ
あそびつかれたころ
「ばんごはんができましたよ」
「おっかあ!」
はなには
おかあさんも
おとうさんもいません
「おっかあ…か」
「どうしました
しんこくなかおをして」
「うむ
いまうさぎさんのいえへ
いってきたのだが
うさぎさんは
ばあさんのあだうちを…
…ば、ばあさん!」
「わたしはしんでなんか
いませんよ
おかしなことを
おいいでないでくださいよ」
いえにむかうおじいさんを
おばあさんがげんきに
でむかえました
「まさかうさぎさんに
あんなかこがあろうとは…」
おじいさんは
うさぎのいえをあとにしました
「あだうちか…
まかせろとうさぎさんは
いっておったが…」
たぬきとはなすため
たぬきをさがすのを
てつだってほしい
それがおじいさんの
かんがえでした
「うさぎさんのはなしも
いちりあるか…」