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yamayuriさんのイラストまとめ


『小説家になろう』にインカ帝国を舞台にした歴史ファンタジーを掲載しています。
ファンタジーイラストや似顔絵をときどき描いてます。最近は水彩を用いた絵本、童画などを描いています。
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すると女の子は、いたずらっぽい目をして、こたえました。 「まあまあってとこね」やがて、わらいごえをのこして、女の子のまぼろしは、青い空のなかにきえていってしまいました。     (おわり)

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7さいになると、ユタはがっこうにはいりました。チャスカやおにいさまにちかったことをまもろうと、ユタは、おののけいこにも、べんきょうにも、いっしょけんめいです。

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「ほんの小さな力かもしれないけれど、そうすることが、ピウラもすくって、それからくるしんでいる人をたすけるほうほうなんだとおもいます」
それをきくとおにいさまは、ユタのかたに手をおいていいました。

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「チャスカー。チャスカー」ピウラのほんとうのなまえは、あの金の絵にかかれていた花とおなじなまえなのです。

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たくさんの人のこえにけされて、クワンチャイのこえはきこえませんが、その口は、ユタにこうよびかけていました。 『ずっと、わすれないでね』ユタは、クワンチャイに、大きくなんどもうなずきました。

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その日ユタもあたらしいふくをきせてもらってカパコチャをみおくるために、まちのひろばにいきました。ひろばにつくられた大きなぶたいの上に、やがてピウラとクワンチャイとオマのにいさんがすがたをあらわしました。

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「ねがいごとはないけれど。どうしてその花は、ねがいごとをかなえてくれるの?」
「この花は、カパコチャさまのいのちだからさ」
「カパコチャさまって、なに?」

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けれどユタは、ピウラのために、ゆうきをふりしぼって、こえをかけました。 「おにいさま、おねがいがあります」おにいさまは、とてもこわいかおで、ユタをにらみつけました。

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「ピウラ、ぼくのわがままで、こまらせてしまって、ごめんね」ピウラは、にっこりわらって、いいました。 「もう、とっくに、おこってなんていないわ。  それよりきょうは、ユタにおわかれをいいにきたのよ」

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おにいさまは、しずかに、はなしはじめました。 「この花のなまえは、チャスカという。  むかし、たたかいにまけた王が、たかい山に、にげのびた」

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