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牧田スガはとても厭そうな顔をした。「宇和島とか根香寺モデルはともかくその絵巻モデルだけは厭…」ぶるっと身体を震わせて目を逸らした。「えー可愛いよぉ」そう言って今野円は絵巻モデルと言われた牛鬼ストラップをスガに見せた。 #えんすけっ!
「五円玉のひとだぁ」中山五則が車から出てくると今野円は歓声をあげた。牧田スガもその横で笑いを堪えている。「あれれぇ今日はご縁がないよぉ」いつも五円玉つけてる訳じゃないんだけどなと五則は思いながらも額に五円玉をつけた。 #えんすけっ!
「あっさり流されてたけど、まどかちゃんの悩みって?」「スガリぃンよく聞いてくれましたぁ。聞きたいよねぇ聞きたいよねぇ」雪が降っていると言うのに今野円があまりに暑っ苦しいので牧田スガは別にと言うとチョコレートを囓った。 #えんすけっ!
柳田先輩は妖怪研究会の部室に戻ってくるとふぅと溜息をついた。「柳田先輩どうしたんですかぁ」今野円が人懐っこく寄ってきた。「えんすけは気楽で良いわね」「そっそんなことないですよぉ。まどかだって悩みぐらいあるんですからぁ」#えんすけっ!
「先輩、昨日はごちそうさまでした」牧田スガは吉川観保を見るとぺこりとおじぎした。「うちはいつも一人で行ってるけどたまにはああいうのもいいね」「スガリンつぼみいったのぉ? いいんだぁ、いいんだぁ」今野円は割って入った。 #えんすけっ!
御膳汁粉は漉し餡だから食べた気がしないんだよなぁなんて思いながら牧田スガは『つぼみ』の御膳汁粉を一口すするとサラっと口に入ってふわぁと餡の甘い味が広がった。食べているとも飲んでいるとも言えない感覚にスガは酔い痴れた。 #えんすけっ!
「よしっ! 今日は先輩が奢っちゃおう」と言うと吉川観方は手を上げて「御膳汁粉」と牧田スガの意見も聞かずに注文した。田舎汁粉が好みだけどOGORIの魅力には勝てない。「ここの御膳汁粉は最高に美味しいんだよ」しかも笑顔。 #えんすけっ!
「あぁ生き返る」野外スケッチの帰りに『つぼみ』に寄って御膳汁粉を食べるのが吉川観保の日課だ。ガラガラと扉が開いたので見ると知った顔だった。「あっ、吉川先輩」「相席で良ければここ空いてるよ」牧田スガは観保の前に座った。 #えんすけっ!
「つなちゃんそのスタイルぅ?」今野円が声をかけると宮本つなはビクッとした。「なんだまどかか。これはあれだえーと」「書類整理があるから制服で来たんでしょ。おねえちゃん」宮本けいがフォローした。さやかに樟脳の香りがした。 #えんすけっ!
「昨年の十月のお話ですが。日記を見ていたら『鎌倉さん鯖を持ってきてくれる』と書いてありましたの」柳田先輩は全く思い出せないでいたが鎌倉音東はすぐに理解して軽く柏手を打った。「あぁ先輩、それサーバーを増設した日ですよ」 #えんすけっ!