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同施設、格納庫
隊長「ああ、来ましたか」
琴里「…コーラスも騎士様になっちゃったの?」
隊長「んん? 違いますよ。先の戦闘データをフィードバックした結果との事です」
灰被り「…いいんですか、隊長?」
隊長「ええ、撤退する時は付いていてあげて下さい。本来は帰還の許可は出ていました。帰る時期も自由ですよ」
灰被り「我々は特権でココに居ますし、ね」
隊長「そういう事、です」
最悪二人を先に離脱させる事も考えないといけない
隊長(増援なぞ聞いてはいない。場を混乱させる気も無いようだが……)
灰被り『隊長、どうされました?』
隊長「大丈夫です。部隊の確認をしていただけですよ」
琴里『何かあったら、言ってね…』
隊長「ええ、頼りにしていますよ」
〝力をみんなに分け与えたい〟
遠くで光が天を衝く程に迸ったと思うと、そんな[声]が聞こえてくる
電子で奏でたとは思えない程の、希望に満ちた[声]だ
隊長「[彼]…なのか?」
機体の主砲に直撃した。ボロボロになったソレをパージする
隊長「まだ自衛程度なら出来ます。二人は行って下さい」
琴里「…でも…」
隊長「もうすぐ[カケラ]は全て集まります。その時こそ決着の時でしょう」
隊長「通信…いや、念波とでもいうのか!? あのエネルギー体が……」
言うには[カケラ]を収集する必要があるとの事だが
隊長(まるでオカルト……いや『COLORS』を観察している身で今更…)
灰被り「隊長、これは本領発揮所では?」
グオオオォォン!!
その時だった
遥か上空に飛び去った真紅と、そして純白の機影
隊長(まさか!!?)
急ぎ観測しようとするが[X]周辺に機材を集中させている上にこの乱戦
虚しくも見失ってしまう
見ると[X]の傍らには、白い俊足の機体が付いていた。周りにいるのも皆手練ればかり
しばらくは安心だろう
隊長(しかし白い機体…か)
僅かに思い出す、あの時の純白の機体を…
…少し前
灰被り「コードネーム[X]…ですか」
隊長「ええ。以前寒冷地Eにてその存在が確認されていたようなのですが」
ミッションに記されていたのは、その存在を内包する者が再度出現し、山岳地Mを目指しているとの事だった