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mangemanju(毛井公子)さんのイラストまとめ


「源氏物語」を探求。千年前に「源氏物語」が誕生したことが、私の人生をいかに豊かにしたか…。稀代の作家紫式部の長大な物語の真相に迫るため原文と向い、10年目に一遍の物語を書き上げた。 源氏絵も同時に制作。
「源氏物語 another story 藤式部の恋人」2017年9月
#アマゾン 出版社あるむ(名古屋市)で発売中
manjunomori.jp

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 に登場する代表的とも云える女人たち、夕顔、葵上、紫上は八月十五日(仲秋)前後にこの世を去っている。右の絵の半分は特に葵上の最期を描いたものだが、この絵には左の絵が対になっている。それが仕上がった。光源氏という人物は「窶す(窶す)」ことが度々(夕顔など)あった。「窶す光源氏」

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1度アップしたことのある絵ですが、ほぼ完成しました。まだ少し手直しする必要がありますが、これ以上は大して変えないつもりです。源氏絵を描くようになってかなり時は経ちました。が、#源氏物語 はどうしても書きたい場面が偏ります。この絵は葵上が亡くなった初秋の夜。葵上を初めて描きました。

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 を絵に描くにはどうしたらいいか考え続けてきた。アイデァを練るのに半年、描き始めて半年、まだ完成したとは云えないが、八分通りは出来上がった。50×90の5枚綴り。「須磨」で、紫式部が本当に伝えたかった内容を原文中から抜粋した。来年の6月展示で完成品をご覧頂くつもりです。

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 には末摘花の他にもう一人冬の女と云われる人がいる。明石君だ。明石君は光源氏が造った六条院の冬の屋敷に住んだのでそう呼ばれた。明石君は明石上と呼ばれたことはない。しかし、明石君の娘は後に帝の后となり、その子は帝になる。結局、冬の季節を耐え忍んで明石一族の繁栄を齎した。

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 は、青海波を舞う光源氏と頭中将の二人に時雨にハラハラと紅葉が散る情景が書いてあるので、勤労感謝の頃であろうか。紅葉賀は算賀、現代でいえば還暦などを祝うようなもの。季節はいつでもよかった。青海波は相撲節会などによく舞われる曲。紫式部が算賀にこの曲をなぜ使ったのか。

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国宝の源氏物語絵巻は「源氏物語」が書かれてから100年と経たないうちに描かれたと云われている。そこに登場する光源氏はぽっちやり顔で髭を生やしている。これが光輝くような美男かと思わないでもないが、当時の貴族は太り気味の体型が装束に相応しかったのであろう。当方の想像する光源氏は…さて…

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写真は「落葉宮」。生真面目で通っていた夕霧(光源氏の息子)が親友柏木の死後、その妻の落葉宮に心を奪われる。宮から来た文をこっそり読む夕霧の背後から覗きみする妻の雲居雁の源氏絵は余りに有名。落葉宮は夕霧に靡くことはなく仏門に入ってしまう。夫の柏木からは顧みられなかった女人。

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右は皆さまにいつも見て頂いている絵の全体で「至福Ⅰ夏」。左は以前写真がなくてご紹介できなかったが、今回の展示で写した。「至福Ⅱ秋」である。これらの絵を好む人が意外に多い。それは、どうも「至福」という名に影響されているらしい。瞬時このような感覚を人は掴むことができるかもしれない。

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ヘッダーの画像を新しくしました。これだけでは、装束の裾のあたりだけで何のことやらさっぱりわかりませんが、色が気に入っています。「至福のふたりⅠ」の一部で、極初期に制作した絵です。「伊勢物語」を題材にしました。今年はこの色でよろしくお願いします。絵の全体は次のようなものです。

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