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「源氏物語」を探求。千年前に「源氏物語」が誕生したことが、私の人生をいかに豊かにしたか…。稀代の作家紫式部の長大な物語の真相に迫るため原文と向い、10年目に一遍の物語を書き上げた。 源氏絵も同時に制作。
「源氏物語 another story 藤式部の恋人」2017年9月
#アマゾン 出版社あるむ(名古屋市)で発売中
manjunomori.jp

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 の時代、一般的には怨霊を非常に恐れていたとされている。が、全ての人が信じていたわけではない。「夕顔」や「葵上」は六条御息所に呪い殺されたように訳す人も多い。しかし、原文にはそうした表記はない。紫式部は迷いのある人に霊は見えるものと歌集で云っている。光源氏の心の問題だ。

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 は平安時代の宮廷内で展開した男女の恋物語というのが、一般的に知られた解釈。が、暑い夏場は光源氏といえども、女人とうまくいったとは思えない。都の夏は暑すぎる。それどころではない(笑)。涼しい秋風が立ち始める頃、新しい女人に心奪われる。代表的な女人が夕顔だ。頷ける展開だ。

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50年前の今日、午後8時過ぎに初めて人が月面に着陸した。米国アポロ11号の偉業だ。あれから50年経った。古から日本ではいろんなかたちで月を愛で愉しんできた。当時、その月に人間が降り立つなんて…風情も何も…と思ったものだが、今では月への旅、裏側着陸とか基地を造るとか現実味を帯びている。

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上半期も終ろうとしている。あまりの時の流れの速さにウロウロしているうちに下半期に突入する。関西人の友人曰く、「連休が過ぎたら、すぐ正月やでえ…」冗談とも思えない。あっという間に暮になるような気がする。今年の初め、6月は今年の正念場だと思って頑張ったが、それも、早や終ってしまった。

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 光源氏は深窓の姫君を見たさに常陸の宮家に通う。月の加減がちょうど今頃に似ている夜、垣間見をするのだが、後をつけて来た頭中将に見つかってしまう。バツの悪いふたりは「一つ車に乗りて 月のをかしきほどに雲隠れたる道のほど 笛吹きあはせて大殿におはしぬ…」今宵の風情そのものだ。

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葵祭(5月15日)が近づいている。賀茂祭とも云う。古は旧暦四月中の酉の日に行われた国家行事だ。祭と云えば、京では賀茂祭を指す。#源氏物語 にも賀茂祭は登場する。葵上と六条御息所の車争いは実にその祭の最中のこと。その後の物語の展開の面白さは、この祭があるが故の動と静、心の葛藤に繋がる。

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6月5日(水)~6月9日(日) 午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで
  ジやパネスク2019 温故知新
  あいち芸術文化センター 美術館ギャラリー  H室
  絵画・イラスト・染色キルト 等
  故伊藤豊湖さんを写真展示で偲びます。
  当方の源氏絵  桐壷から須磨・明石までを出展

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藤原氏の花は藤である。藤原だから、当然といえば当然なのだが…。藤原氏の先祖はうまく考えて氏名にしたものだ。藤の花は上品で優雅な風情だが、その繁茂力は凄いものがある。放置しておくと、家を覆い尽くしてしまうほど。他の勢力を圧倒した藤原氏の隆盛も同じだ。#源氏物語 はそれを描いている。

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夕方近く「今宵こそ桜見物を」と出かけたが、強風に阻まれ断念。寒くないようにと完全武装したが、それでも北西の風が冷たい。怪しげな黒雲が空を飛んでいて、いくら花に嵐といえどもこれでは…と方向を転換。食事処へ行った。月曜日からか、寒さのせいか街も店も静かである。浮き立つ春の気配なし。

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 に登場する代表的とも云える女人たち、夕顔、葵上、紫上は八月十五日(仲秋)前後にこの世を去っている。右の絵の半分は特に葵上の最期を描いたものだが、この絵には左の絵が対になっている。それが仕上がった。光源氏という人物は「窶す(窶す)」ことが度々(夕顔など)あった。「窶す光源氏」

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