神経痛の代表的なものとして、
顔の三叉神経痛、胸の肋間神経痛、
足腰の坐骨神経痛があります。
東洋医学で神経痛は病を引き起こす
原因となる風邪(ふうじゃ)・湿邪(しつじゃ)・
寒邪(かんじゃ)などの病邪に侵され
気や血の流れが阻害される為に起こる
「痺症(ひしょう)」の一つとされています。
手首・指に痛みがあり、手に冷たい汗を
よくかく(冷えのぼせ状態)場合は、利尿を促して
水分代謝を改善させる防已黄耆湯がオススメです。
末端が冷え性なのに手のひらに汗をかいてしまう
タイプの方に多く見られます。
湿度が高いと手首や指の症状が悪化し、
関節が腫れて水分が溜まっているような
場合は、水分代謝を促し、筋肉の動きを
回復させ、痛みを取り除く麻杏甘石湯が
オススメです。
重い荷物の持ち運びや指先の酷使など、
筋肉疲労よる手首や指の痛みには、
筋肉の緊張を緩めて血行を促進させる
芍薬甘草湯がオススメです。
ただし、患部が腫れていたり水が
溜まっている場合には向きません。
【湿気が原因の指・手首の痛み】
手首や指の関節に適度の潤いは必要ですが、
体表の水分代謝が悪く、水分が溜まり過ぎると
関節の動きが悪くなり、痛みが出ます。
雨の日や気圧の変化により症状が
強く出ることもあります。
水分代謝を改善させる漢方が用いられます。
【冷えが原因の指・手首の痛み】
冷えて手首や指の腱鞘や筋肉の血行が
悪くなると、スムーズな動きが出来なくなり
動かすと痛みが出ます。寒い日や手が冷えて
いる時に悪化しやすくなります。
手首や指の血行を良くする漢方が用いられます。
携帯電話やゲームなど
一日中同じ動作を何回も繰り返していると、
指や手首にしびれや痛みが生じます。
常に重いものを運ぶ仕事をしている人も、
指や手首の痛みを起こしやすいです。
指・手首の痛みの原因は3つに分けて
考えることができます。
胃腸機能が弱く体力もなく、
寝汗をかくタイプの方は気の不足を
補うことで生理不順を改善します。
胃腸を丈夫にして体力をつける
補中益気湯がオススメです。