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気が原因のめまいが起こるのは
精神的なストレスがある場合です。
ストレスがあると気の安定が損なわれ、
本来体の下に行くべき気も上にのぼってきて
しまう為、めまいや頭痛を起こします。
この場合は、上に登っている気を下に降ろす
漢方が用いられます。
腎の弱るこの時期に起こりやすいのが
めまいです。脳や内耳の重要な疾患の
場合もあるので、原因に心当たりのない
目眩がしたら、まずは専門医に相談しましょう。
めまいの原因は、気による場合、血による場合、
水による場合の3つに分けて考えられます。
“冷えのぼせ”やイライラする、肩こりなどの
症状がある場合は、瘀血(おけつ)を取り除く
桂枝茯苓丸が用いられます。
同様の症状に加え便秘のある場合は
桃核承気湯がオススメです。
瘀血を取り除くと血液が活性化され、
お肌の艶も改善されると言われます。
足が冷えているのに頭がのぼせる
“冷えのぼせ“や、疲れやすい等の症状の他、
動悸や不眠、精神不安などがある場合は、
気血の不足による老化現象となります。
精神安定作用もある加味逍遥散がオススメです。
【腎が関係する老化】
先天の気や後天の気を蓄えているのが腎です。
腎は発育・生殖を司り、生命の根本となるものです。
腎が充実すると成長・発育し、「腎虚(腎の弱った状態)」
になると、足腰が弱る、精力が減退する、髪が抜ける
などの老化現象が現れます。
その為、腎を補う漢方が用いられます。
東洋医学では生命活動は
出生時に両親から貰った先天の気と
食生活や生活習慣などで作られる
後天の気の両方が関係すると
考えられます。加齢に伴いこれらの気が
不足してくるのが所謂"老化"です。
秦の始皇帝が求めた不老不死は無理でも
老化を遅らせたり認知症予防等をすることは
ある程度可能です。
婦人科系の弱さが原因となっている冷え
のうち、むくみやすい方には水分代謝を
活発にする当帰芍薬散がオススメです。
肌が黒くカサカサしている方には四物湯が
効果的です。
どちらも体を温めて血行を良くする働きがあります。
腎・膀胱系の弱い方で腰から下が
水に浸かっているような感じのするくらい
冷えが強く、冷える場所も移動するような
冷え性には苓姜朮甘湯がオススメです。
冷えのせいで足腰に力が入らないような
感じのする時は八味丸が効果的です。
どちらも夜間にトイレに行くことの多い方に
用いられます。
消化器系が弱い方には、胃腸を温め
胃腸の消化機能を改善して亢進させる
「人参湯」がオススメです。
胃腸が弱く冷えの症状が強い場合は
人参湯に温める働きの強い生薬である
附子(ぶし)を加えた「附子人参湯」が効果的です。