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散歩、山歩き、野鳥観察、ピアノ、読書、福永武彦研究会

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(映画)ハーモニー(2015) PG12指定

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原作に沿って、ていねいに作られている。
映画では、トァンのミァハへの愛が明示されているのが原作と異なる。
絵もきれい。ピンクの東京、バクダッド、少女たち。
これがバッドエンディングであり続けることを願うしかない。
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(映画)インセプション(2010)

ターゲットとなる人物の無意識に、特定の考えを植え付けるために潜在意識に侵入して夢を設計するミッションの物語。

夢の中の夢の中の夢・・・夢の階層と虚無が舞台で、ラストシーンの論議がにぎやかでしたが、僕はコブがトラウマを克服して現実に戻ったと思いたい。

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百億の昼と千億の夜(1994)/萩尾望都 原作:光瀬龍

望都さんが名作SFを漫画化、少年誌に連載された。
全宇宙が熱的死へと向かう謎を、阿修羅王がプラトン、釈迦らと共に探求する時空を超えた壮大な物語。

少女として描かれた阿修羅王の、興福寺の阿修羅像を想起させる孤高の凛々しさが魅力です。

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ビル・エヴァンスは、一番好きなジャズピアニスト

「音楽は私の人生で一番重要な意味のあることであり、私の生活にかかわる何ものよりも私を占めている」
/ビル・エヴァンス

最後はビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」だった。窓の外では雨が降り続けていた。

ノルウェーの森/村上春樹

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(映画)虐殺器官(2017)R15+

原作をすっきりさせ、テンポがいい。
反面、本筋とは無関係なカフカやベケットについての会話などがそのまま残されていたり、原作の情緒が尊重されているのもいい。
痛覚マスキング処理された同士の戦闘シーンは少々きついけれど、想像していたほどではなかった。

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(映画)パーフェクト ワールド(1993)

脱獄囚と人質の男の子の逃避行を描いたイーストウッド監督のロードムービー。

父親に虐待された過去を持つ男と厳格な母親に抑圧されている少年、二人は新天地をめざす。
追っ手の警察署長と女性犯罪心理学者の絡みなど、脱力感あるシーンでひと息つけます。

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ゴッホ展(上野の森美術館)を観ました。

「糸杉」の絵具のうねるような筆致に命のエネルギーを感じました。「療養院の庭」、「薔薇」も素晴らしかった。

ゴッホに大きな影響を与えたマウフェやマリスなどのハーグ派の画家たち、それとモンティセリの魅力に触れることができたのも収穫でした。

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「この世界の片隅に」、とてもいいアニメ映画でしたが、コトリンゴさんの軽やかでふわっとした音楽が心地よくて、アルバムを聴くようになり、どんどん好きになりました。一番お気に入りのアルバムは「Sweet Nest」です。「この世界の片隅に」収録のピアノ曲「すずさん」を弾いてみようと思っています。

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君の名は(2016)(監督)新海誠
これは、陰画(ネガ)としての「秒速5センチメートル」(2007)が陽画(ポジ)に反転した映画なのだろう。
離れていく心-近づく心、過ぎ去る時-遡る時、上昇するロケット-宇宙から落下する彗星のかけら。変わらないのは美しい背景描写。僕は「秒速・・・」が好き。

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秒速5センチメートル(2007)(監督)新海誠
3話の短編構成で、タイトルは桜の花の落ちる速度。新海さんは、速度をテーマにからめたと語っています。電車や手紙の物理的速度、心の近づく、離れる心理的な速度。貴樹を思う花苗の切ない気持が胸に迫ります。色んな意味で「君の名は」の陰画のようです。

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