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『谷間の風の始まるところ』更新しました!
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援軍の到着で浮かれ騒ぐ人々。慎重に行動しようとしたのだが
「グッチェ!」
身体が勝手に動いていた。やられている腰に手を当てすばやく治癒魔法をかける。
「獣使いだ!捕まえろ!」
「グッチェ逃げて!」
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「ジュート、マルリオス師が!」
次の瞬間、稲妻のような光が飛んでいるグッチェに向かってほとばしった。「ぐわっ!」
ドオンと雷鳴に似た音が走るとともにグッチェの身体が一度光った。
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「スティーノ、伏せて!」
事情が飲み込めていない様子のスティーノを押さえつけて身体を低くし、顔を地面に伏せる。
すさまじい爆風が収まって、ようやく顔を上げた。
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王の部屋に入る。
「ラジュエルといいます。『風』の力を持ち帰ったものです。僕に一度、陛下の治癒をさせていただけませんか」
いきなり不審な現れ方をしてこんなことを言って、信用してもらえるとは思わない
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マルリオス師が痛みを感じたように片目をつぶる。
やった!
自分に起こる害悪魔法をやり返した!
その時、急に騒ぎが聞こえた。
「やりました! 捕らえましたぞ! 『荒野』の首領を!」
チェルザードが!
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マルリオス師はずいとラジュエルの耳元に顔を寄せると怖ろしい声で低く言う。
「よいか? この程度の魔法でわしに対抗できるなどと思うなよ。ぬしらの考えそうなことは手に取るようにわかるわ。痴れ者め」
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透明マントの出来は上々。次は隠密行動を学ぶためレグランという男に従事する。
「一朝一夕にできるとは俺も思わん。だが俺たちも知らない力がおまえには働いてる」
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チェルザード
「国王がマルリオスを手放せないのは持病の治療のためだ。王を生かさず殺さず、死なない程度に弱らせて自分の掌中に収めてるのかもしれんぞ。俺はマルリオスという奴をまったく信用していない」
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「ラジュエル、気づいておるか。それはマルリオスの力と同じだ」
「強大な力は人間を変えてしまう。もしおまえがマルリオスを倒したとして、おまえ自身が第二のマルリオスにならないという保証はない」
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地下道から学びの塔に向かう。
「出た! これは……階段?」
階段の一番上に踊り場があり、扉がある。向こう側に誰かいるのか。
そうっと扉を大きく開けてみる。そこには――。
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