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浦「では、スタートです」
淀「君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ」
浦「…ちょっとだけですよ」
淀「いや拒めよ」
浦「ま、間違えました」
淀「じゃあ、もう一回やるぞ」
浦「は、はい」
淀「君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ」
浦「結構です」
淀「三〇分だけで良いから」
浦「彼を知り己を知れば百戦殆うからず、と言うでしょう」
淀「俺もお前もナンパした事ないから、彼を知ること出来なくね?」
浦「…細かい部分は、想像で補いましょう」
淀「適当だな」
浦「まずは水面さんがナンパ男を演じて下さい。私が嫌がる女性を演じます」
淀「うい」
浦「…………………………ナンパのやり方、知ってます?」
淀「知らん」
浦「困りましたね」
淀「『君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ』とか言えば良いんじゃね? 分かんねぇけど」
浦「……まずはナンパの練習をすべきですね」
淀「ナンパの練習?」
浦「これは言葉で説明するよりも、実演した方が良さそうですね」
淀「は?」
浦「私がナンパする男を演じるので、水面さんは女性を助けて下さい」
淀「え? 何これ? 何が始まったの?」
浦「うるさいです。言われた通りにして下さい」
淀「まぁ、別に良いけど」
【第14回 コロシコロサレ】
浦「どうも、浦見みぎりです」
淀「淀川水面です」
浦「今日のお便りは【暇人28号】さんから」
淀「前に俺が考えたラジオネームだな」
浦「ナンパされて困っている女性を、カッコよく助けられるようになりたいです。どうすれば良いでしょうか?」
淀「俺に聞くな」
【パンデミック】
浦「あぁ、水面さん。ゾンビに噛まれてしまったんですね」
淀「噛まれてねぇよ」
浦「噛まれてないのに、その有様ですか?」
淀「失礼な」
浦「今後、人に会う時は、ゾンビに噛まれたということにしておいた方が良いですよ」
淀「余計なお世話だ」
【本棚】
浦「本棚を見ると、持ち主の人となりが分かりますよね」
淀「確かに」
浦「……」
淀「あんまり見るな」
浦「変態ですね」
淀「そんなに変な本あるか?」
浦「自覚がないんですね。筋金入りですね」
淀「……これか?」
浦「その棚の全てです」
【ランドセル】
淀「…ランドセル?」
浦「貴女、ついにやってしまいましたね」
淀「誘拐してねぇよ」
浦「自首しましょう。もう手遅れですけど」
淀「嘘でも『まだ間に合う』と言え」
浦「貴方は全てにおいて手遅れです」
淀「言いすぎだろ」
浦「言い足りないくらいです」
【ヘアセット】
淀「髪切った?」
浦「いいえ」
淀「髪型変えた?」
浦「いいえ」
淀「パーマ当てた?」
浦「いいえ」
淀「何もしてないのか?」
浦「寝癖を模したヘアアレンジをしました」
淀「寝坊しただけじゃなくて?」
浦「違います。重役出勤です」
淀「重役以外の重役出勤は寝坊だ」
淀「前、雑貨屋で見つけてさ。お前に似合うと思って買ったんだけど、何のイベントもないのに渡したらキモいかと思って」
浦「……貴方がキモい事なんか、今に始まった話じゃありません」
淀「ひでぇ……」
浦「だから、変な気の遣い方をしないで下さい」
淀「……了解」