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顎門 プリシラはいつもより涎を多く分泌させた。 「あぶり蜜人、いい香り~♪」
「何これ」 「干し肉よ」 「何の」 「鹿」 「鹿」
エリスは思考から少女を追い出すように頭を横に振り、少女の残り香は霧散する。 ──よりによって、なんであの子の顔が。 エリスは若干口を尖らせ、君江と共にダンススタジオへ向かった。
数多の蝶達が、翡代を撫でる。 しかし、切り裂かれる、血が散る。
その美味しさに舌鼓を打つ翡代は、あとで真莉ちゃんにも絶対に食べさせて上げよう……! と誓うのであったのだった。
「やったか、は死亡フラグだってね」 香月は気を引き締めたまま、蜜人へ銃口を向けた。
「さっき読んだ推理小説がね、ひどい出来だったんだよ。ノックスの十戒をまるで守っていない……。いや、守らなきゃいけない訳じゃない。わざと無視して書かれた面白い作品だってある。なのにこれはどうだ! 型破りではなく形無しだよ。奇を衒えばいいってもんじゃないんだ……」
仁科の脇腹にナイフが刺さる。 真っ赤な花びらがパラパラと落ちていった。 「ッ! 麗お姉様……! 血が……!」
#乙女の苑_裏CS 二瀬月燃(キヌゲハキリバチ)