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緊急事態宣言が沖縄県を除き解除されました。Weekly Gallary of Kyosai's Art Worksでは、緊急事態宣言発出前と同じく、基本的に週2回(火曜日、金曜日 )、#河鍋暁斎 の作品を中心にご紹介して参ります。引き続きお楽しみください。画像は《惺々暁斎団扇絵聚画帖》より「白花菖蒲等に鴫図」。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊55号 #河鍋暁斎 6月は都内での花菖蒲の季節。堀切菖蒲園や明治神宮神苑等で見頃を迎えている。《惺々暁斎団扇絵聚画帖》には菖蒲が描かれた作品が二点ある。これは「白花菖蒲に鴫図」で、高価な顔料の緑青やプロシアンブル―を使った贅沢な作品。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.102 #河鍋暁斎 “一筆箋 戯画シリーズ”の《弁慶、牛若丸 五条大橋の闘い》と《浦島太郎と巨大魚籠》。書き込みの余白確保のため、前者では橋上の弁慶と空中の牛若丸を隔てる欄干を、後者では浦島太郎が持つ魚籠をそれぞれ巨大化したデザインを施した。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊49号の2 #河鍋暁斎 倭杖の広告の完成作は色刷りのようだが公開資料はモノクロ図版で色具合は不明。大判錦絵《暁斎楽画》シリーズ第二号「榊原健吉山中遊行之圖」で剣豪として健吉が登場。肖像写真は『撃剣会始末』(石垣安造著)口絵で明治22年撮影。
《盲人掛物鑑賞之図》と同じ画意の作品を暁斎は多く描いている。《目無之鑑定会》(個人藏)や当ギャラリーで以前紹介した《盲人之書画会図》の他、大正7年に販売目録に掲載された勝海舟が画中画の書軸に揮毫した《群盲図》(所在不明)等があり、人気があり注文が多かった画題であったようだ。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時増刊30号 #河鍋暁斎「あやしい絵展」展示の「地獄極楽図」。古くは明治43年刊の鹿嶋清兵衛旧蔵とされる暁斎作品掲載の『曉齋畫集』、後に昭和2年「明治大正名作展覧会」絵葉書に登場。昭和9年刊『大法輪』創刊号カラー図版には東京帝室博物館所蔵とある。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.91-2 #河鍋暁斎 版画絵本《猿樂圖式》中の「狂言 唐相撲」のもう一つの見開きは、負け続ける唐人たちが総がかりで日本の相撲取りに挑むが、敢無く全員が打ち負かされる場面。相撲の場面でアクロバティックな動きも多くあり、見て楽しい曲目である。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.83-1 #河鍋暁斎《袖珍 書画家寄書帖》は私家版小型版本。是真、永濯等の版画と共に『太平記』の場面二点の暁斎作品がある。これは楠正成、正行親子の櫻井駅での別れを描いたもので、正行は父の言を守り河内に戻ったが、正成は湊川の戦いで奮戦の上戦死。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.82 #河鍋暁斎 歴史に登場する人物、場面を画題にした版画作品の紹介。この図は『太平記』の場面で、後醍醐天皇が隠岐遠流の途上、美作の院庄に留まった折、児島高徳が桜の幹を削り五言の二句を書き残し後醍醐天皇を励ました。《袖珍 書画家寄書帖》より
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.76 #河鍋暁斎 “一筆箋 戯画シリーズ”の《提灯に釣鐘》。よく知られた大津絵の画題だが、西遊記の孫悟空に如意棒を天秤棒にして二つを担がせ、見世物で名を馳せた怪力女「淀滝」(1800年代初頭、江戸・浅草)に釣鐘を持ち上げさせたのが暁斎の粋な捻りだ。