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Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.69 #河鍋暁斎 《鍾馗と鬼戯れ之図》は衣の裾を掴み引きずり降ろそうとする鍾馗と梅の幹にしがみつき抵抗する鬼を描く。剣で直ぐに退治できる鬼を梅の花弁が散るほど幹を揺っている鍾馗。本来鍾馗が成敗すべき鬼をその遊び相手として描く暁斎特有の戯画。
「#河鍋暁斎の底力」展 の見所・勘所~第27号~ 席画作品《月次風俗図》より。「鍾馗と鯉幟」は鬼が運ぶ鯉を頂く段取りの鍾馗が鯉幟に顔向けできないと扇で顔を隠す戯画。「歌舞伎「暫」」に描かれた顔見世の演目「暫」の鎌倉権五郎は展示の《鳥獣戯画 猫又と狸 下絵》同様❝差出❞に照らさている。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.65 #河鍋暁斎 明治14年の内国勧業博覧会で最高賞を獲得した暁斎の《枯木寒鴉図》は百円の高額で売れ、以来鴉図の注文が多くあった。版画にも様々な鴉が描かれたが、団扇絵《雪衣鴉図》は夏用の団扇に雪の衣を纏い、積雪の松の枝に止る鴉を描く珍しい作。
「#河鍋暁斎の底力」展 の見所・勘所~第19号~ 河鍋暁斎記念美術館蔵の #暁斎絵日記 から、川越方面で揮毫した様子を知ることができる。明治9年11月20日、21日の日記には「ぶかん」、「ワシ」とあり、《豊干禅師、寒山拾得図》と《岩上の鷲図》はこの時描かれた。#暁斎絵日記 は作品の由来を知る縁。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.59 #河鍋暁斎 海中に住み酒を好む、童顔、赤顔、赤頭の動物とされる猩々が登場する能「猩々」は祝いや親孝行が主題。《猩々図》は、日輪を思わせる巨大な杯を煽り酒を飲む童顔、赤頭の猩々と長寿の象徴である蓑亀が描かれた目出度さ満載の楽しい作品だ。
「河鍋暁斎の底力」展 をめぐって~第10号~ で紹介した #下絵 「式三番 翁」の完成画と思しき作品(『曉齋畫集』掲載)が鹿嶋清兵衛依頼のものだと判る箇所がその図版中にある。左右の幕に染め抜かれた「三つ石に一文字」の紋は「鹿嶋屋本店」の定紋である(明治23年刊「東京買物獨案内」より)。
「#河鍋暁斎の底力」展 をめぐって~第5号~ コンドルは、鎌倉旅行で見た円応寺閻魔堂の伝運慶作木造群を帰宅後に細部まで正確に描出した暁斎を評し「驚くべき記憶力」と自著で記述。《日光地取絵巻》 も脳裏に焼付けた風景を宿で描いた #写生 画。コンドルは日光の宿での師の作画姿を描いていた。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works 臨時6号 #河鍋暁斎 東京ステーションギャラリーで「河鍋暁斎の底力」展スタート(~2021年2月7日)。河鍋暁斎記念美術館設立の原点である河鍋家伝来の下絵・画稿を中心に絵手本等も含め、暁斎の筆遣いの息吹を間近に体感してみてはいかが。画像は同展チラシ。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.24 #河鍋暁斎 浮世絵の大御所三代豊国と狂斎との合作版画《獨娘聟八人》(元治元年)は題名の諺を題材とした双六絵。若き狂斎が上りの娘らと聟候補を品定めするための善玉、悪玉を描き、最晩年の豊国が当代役者八人を聟候補に見立てた大きく豪華な作品だ。
Weekly Gallary of Kyosai's Art Works No.22 -2 #河鍋暁斎 《繪本 鷹かがみ》には古の鷹狩の様子、各種猛禽類の成鳥や雛の姿、鷹匠の姿、調教の様子、獲物を捉える姿などが詳細に描かれている。「かがみ(鑑)」とは模範、手本の意。本書は暁斎が描いた鷹狩に関するビジュアルなテキストだろう。