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「弾く人の手を。」
ピアノをちゃんと弾いてきた人の手はふしくれだって固くって、僕の幻想を正しく破壊する存在感があった。
小さくて可憐で壊れやすい「かわいい」ものをあまり好きにならないのは、この経験による。
「ストビュー散歩【近所の海。】」
思い出の建物はほとんどが消失している。
「あーなくなったんだ」と浸りたいだけ。
海は1mmも変わっていない。
変わらなすぎて懐かしくも何ともない。
あの憂鬱だけを思い出す。
「ちっぽけな。」
僕が何十年も大事にしているもの、守りたいものは、
人から見ればかわいそうなくらいちっぽけなものです。
でも無言で出会い、無言でいなくなるこの世界で、
君が手で書いた「バイバイ」は、
僕と君が確かにそこにいたという安心をくれるのです。