SIROGANE/30MMさんのイラストまとめ

『3分時間をやる、その間に任務を遂行しろ』

「わかっているよ。鹵獲でいいんだよね？」

『ククッ...あぁ。中にいるお嬢さんには色々と聞きたいことがあるからね』

「了解。すぐ終わるよ」

「攻撃！？どこから！？」

≪...今の攻撃を察知することが出来なかった。それにこの攻撃は”実弾”だ。奴らの仕業じゃない≫

「じゃあ、これはなんなんだ！？」

≪敵影と思わしき熱源体急接近！...カスタムＥＸＭだ≫

「え、ＥＸＭ....！？」

「俺、訓練以外でちゃんと動かしたのは土木用ＥＸＭだけなんだよな...」

「そうだったのですか！？私てっきりパイロット候補生かと思っていました...」

「そりゃ優秀なアインスのＡＩがバックアップしているからねぇ。でもEXM戦闘のセンスは十分にあると思うよ？」

「そ、そうかな...?」

≪案外やるじゃないか。操作も慣れてきて筋も良いぞ≫

「学校でのＥＸＭ訓練の単位だけは上位だったからな！」

「それにしても...アルヴァアインスはすごいな！この機体の性能は普通のＥＸＭと比べモノにならない！」

≪だろぉ？次世代EXM開発に貢献した試作機一号機のカスタムだからねぇ～≫

「アリアちゃん！一人で行動しちゃ...！」

「ジョージ！アリアを追って！私...行かなきゃ...!」

「リリィちゃん？」

「カイエルが...危ない」

≪っ！特定認証機体を検知...アルヴァアインスが動いている！≫

「「！」」

「何っ！？もしかして隊長か！？」

≪...通信が遮断されているのが気にかかるが間違いない。倉庫方面で戦闘中だ≫

「倉庫？なんでそっち方面で..」

「お兄ちゃん...！」

「アリア...!待って！...！？」

～滑走路～

≪ジョージ、戦況は圧倒的ではないが不利のようだ。≫

「上等...！ユーザーも来てくれたんだ！隊長を置いて逃げ出す選択肢はねぇよ！」

「ゲートが邪魔でカイエルにリンクできない....」

「大丈夫...!お兄ちゃんなら...!」

「...助かった。後は何とかやってみる」

「君、今仲間と連絡とれないんでしょ？アルヴァ部隊だっけ？もし滑走路方面にいたら場所を教えておくよ」

「っ！恩に着る！」

「まぁこれくらいはね。...死ぬんじゃないよ？」

『私が知っているとでも？...いや、君が”能力者”ならある程度は予想できるのでは？』

「...っあなたは！」
『レイ、撤退だ。君には我々の護衛を優先してもらう』

「了解～すまないねアンジェロ君。私は先に行かせてもらうよ」

『我々は脱出の目途が立ったよ。引き続き未確認機の撃退を頼みたい』

「了解です。基地の兵士及び従業員の避難までここで粘ろうと思います」

『君の護衛対象は私なのを忘れていないかな？...まぁいい。存分に暴れるといい』

「...待ってください！なぜこの基地が襲われるんです？奴らは何者です？」