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『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4.5』(衣笠彰梧)
無人島編エピローグ。綾小路という非人間的存在が、まわりの生徒の感情の機微を際立てる。愛里をはやく救ってくれ…。ストーリーは南雲のいやらしい一手が印象的で、とりまく環境の変化に綾小路が今後どう対応するのか楽しみ。#読了
『推しの子 4』(赤坂アカ、横槍メンゴ)
元天才子役・有馬かなが実質主人公してるアイドル活動スタート編。子役で売れた彼女の肩には、いつも大人の期待が乗っていて。それに応えられなかった悔しさもあって。責任感はあるけど自信はない、不器用な彼女がアイドルとして輝き出す瞬間に震えた。
『アンデッドガール・マーダーファルス 3』(青崎有吾)
4年ぶりの新刊、お題は「人狼」。人外の特徴を定義し、本格ミステリのプロセスに何重にも組み込んでいく手さばきがさすがでした。変化する姿は犯人の行方を眩ませ、優れた嗅覚と聴覚は人間とは違う情報を読み取る。おもしろかった~ #読了
『ぼくたちのリメイク Ver.β 3』(木緒なち)
ものづくりにおける“判断”の話。品質と納期に加え、企業でのゲーム作りは利益や競合の動きも見逃せない。考えて考えて決断しても、すべて裏目に出るかもしれない。それでも…。番外編かと思いきや正しく“β”で、ここから本編に戻るのはアツすぎる #読了
『春夏秋冬代行者 春の舞 上』(暁佳奈)
流行など関係ない、骨太で繊細なシリーズが始まりました。神の代わりに“代行者”として四季の顕現を任された少年少女たちの運命が、なんと過酷なことか。四季の美しさとその世界を生きる人々の気持ち、すべてで胸いっぱいになる至福の読書体験でした。#読了
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4』(衣笠彰梧)
2度目の無人島編が決着。もっと知的な攻防かと思いきや、想像以上に暴力で解決していて笑ってしまった。それでも魅力的なカードでの直接対決、共闘ばかりで、しっかりおもしろいからくやしい。一度主人公に負けたキャラの生かし方が最高です。
『りゅうおうのおしごと! 14』(白鳥士郎)
いろんなことがありすぎて、そのたびに感情が乱高下して、読み終えるころにはぐちゃぐちゃだった。願いのために新たな地獄に飛び込む空銀子。竜王としての“おしごと”を全うしようとする八一。最終章で到達するだろう、彼らの“極み”を脳に焼き付けたい。
『〆切前には百合が捗る』(平坂読)
『妹さえ』と世界観を共有する〆切前百合コメディ。みんな主人公だぜ!と言わんばかりの群像劇だった前作に比べ、ぐっと焦点を絞ってふたりの関係性を丁寧に描く。「主人公になりたくない」とこぼすゆかりが、愛結との出会いでどう変化するのか楽しみです。#読了
『ぼくたちのリメイク 8』(木緒なち)
サブタイトル“橋場恭也”にふさわしく、彼自身が自分の進むべき道を見つめ直し、ディレクターからプロデューサーへと進化していく転換点。大学も3年生になり、皆の道も別れはじめる。社会人になる前、こんな気持ちになったなぁ。#読了