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……逢った瞬間から。
気になっていたのは私も一緒だと、花蓮はそう気づいてしまったからだ。
触れている唇から、血液が沸騰しそうに熱を持つ。
彼の腕の中で、気づけば従順に、深い口づけを受け、絡まる舌を受け入れると、全身がゾクリと泡立つような愉悦が上がってくる。
――…兄のことが、好きかもしれない。
そう思い出したのは、つい最近のこと。
逸見暁は、日が増す分だけそう思う気持ちに縛られて行く感覚に、青いため息をついた。
いつか…奇跡は起こりうるのだろうか…?
その途中、前方からものすごい勢いで走ってくるメイド服の生徒とすれ違う。
――王子だった。
聖剣がかかっているからか、意気込みというか…王子の目の色が全然違う。余裕らしきものがもはやどこにも見当たらなかった。
すれ違った俺に目もくれず、Bポイントの方角へ疾走する。
きっと彼は涙を零している。
あの魅惑的な闇色の瞳を濡らして。
悲しくて、切なくて……たまらないほど優しい瞳を揺らしている。
(私はとても大事なものを忘れてしまっている)
そんな焦燥感が緩やかに胸を突く。
(私の心臓を駆け巡る血汐が、何かを告げようとしている)
それらはここ周辺で見かけられるものとは違い、鮮やかな色合いが目を引く。
手も込んでいれば、素材も素晴らしいものを使っている、王子の奢った目で見ても満足の行くものばかりだ。
アルジェントと名乗ったその旅の商人の男は、闇を映しこんだような瞳で、伺うようにじっと王子を見つめていた。
「しばし、お前で楽しむことにしよう」
男の唇がカレンの桜色をした耳をたどる。彼の唇を開く湿った音すら、カレンの体をゾクゾクと震わせる。初めての官能の感覚に、怖さと快楽が同時にカレンの身を浸す。
「あなたは結局、昔となにも変わらないのですね。信じず、拒絶し、誰も踏み込ませない」
――あぁ…、この目には覚えがある
忘れようもない
前世でずっと向けられていた……。
失望と軽蔑と忌々しげな苛立ちと
そのすべてがない交ぜになったような、――俺の在り方を否定する目
俺の足音に気付いたのか、ずっと海に向けられていたその顔が、ゆっくりとこちらを向く。
角度的にも幾分逆光が緩み、金色に見えていた髪が実はもう少し落ち着いた色味であることを認識した。
甘めの目元が俺の姿をとらえる。
亜麻色の髪が、強い海風にさらわれて、頬の上に散らばった。
@lucy_lucynyan |ω・`)コソ
ラフの上から、そのまま色を乗せてるので・・・
きちんとしたモノでなくて申し訳ないのですが・・・。゚(゚*´Д⊂
すみませんんんn;;;
色々。。。違うと思いますがお許しくださいいいぃ・・・。゚(゚*´Д⊂