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【つづら御前】
大きくも小さくもない葛籠を背負った琵琶の絡繰人形。15世紀末、辻や河原、花街等で弾き語りをしていた流れの傀儡女後瀬太夫が自身の現身として残したもの。歌と琵琶の音に合わせてびっくり箱めいた葛籠から様々な人形や仕掛けが飛び出し、演目や手妻を演じる驚異の逸品。お祭り好き。
【一太刀人太郎】
一振りの刀を背負った小姓の絡繰人形。稀代の暦算家“からくり髄蔵”が昔世話になった家のために拵えた。普段はお茶汲みや掃除をしているが、いざ賊が出れば一太刀で斬り捨て、その首を主の前に届けるという。その剣の腕は人形であるにも関わらず伝統ある正一刀流の奥伝が許される程。
【朧燈籠】
亡霊を操る特殊な絡繰人形。本体はぼろい提灯内の球型影写機装置で、返魂香油と影人形(かげにんげ)の術を応用し、雨の日に限り死者に逢うことができるという。作者は海を渡り大陸の方術や影法、西洋の交霊術も学んだ雨月道人。が、今はなぜか泡頭屋というちんけな占い屋に置いてある。