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君が風に揺れたスカートを後ろ手に押さえたとき、若い草木の匂いが駆け抜けたこと。日差しを一瞬だけ遮った白い雲が流れて、宇宙みたいな青空に散ったこと。遠い日の記憶なのに、この季節になると瞼の裏に焼き付いた影と共に浮かんでは、また消える。
#140字小説 #マイクロノベル illust:@illust_meg
君なら、共感してくれると思ったの。少しも分かってない君の笑顔が急に遠いものに感じた。少し、ガッカリもした。身勝手な期待と気まぐれだって分かってる。だから、こんな表情にもなるんだよ。なんてことを、私はいつも君に言えない。
#140字小説 #マイクロノベル イラスト:ぐるめぐ@illust_meg