HIROKI HONJOさんのイラストまとめ

ロンドン上空で対空砲と戦闘機の猛襲を受けた彼女は満身創痍となり、這う這うの体で洋上まで逃れたが、そこで力尽き、着水した。乗員は溺死した1名を除く17名が英海軍の捕虜となる。英国本土に展開する防空隊にとって、初の戦果とされる。

「数分間でその飛行船はテムズを北東の方角へ飛び越え、国会上空を通過した。探照灯を浴びて輝き、銀色を帯びて夜空を航る、花の如き貴婦人の美しさよ！
彼女は足元で砲弾を炸裂させる巨大な対空砲の咆哮など、もとより眼中にないのだ！」

画像は、第一次大戦末期の女性のファッションイラスト。新しい時代の息吹が感じられます。

大戦が、女性の社会的地位を改善したことは良く知られます。
工場、オフィス、軍隊、病院、公共交通機関…出征した男性に変わって戦時経済と国家を支えたのは女性たちでした。
それでも、社会は「救国の英雄」たちにスカートの着用を求めたのです。

【近代日本海軍の創生　－幕末・明治初期を中心に－】
≪vol1 幕末編≫
嘉永6年（1853年）のペリー来航に代表される「西欧の衝撃」は、250年来の太平の眠りを終焉させ、日本は国家の存亡を賭けて近代文明の受容に挑むことになりました。
とりわけ、海軍の建設は国を挙げた事業として推進されるのです。

オープニングの式典には宰相のウェリントン公爵（ワーテルローでナポレオンを破った元将軍）ほか閣僚、政治家、スタッフォード侯爵などのお歴々が参列し、スチーブンソンが運転する機関車に牽かれる列車に乗ってリバプール・マンチェスター間を旅しました。

【鉄道の英国近代史】
－19世紀のモーダルシフトと「ジェントルマン資本主義」論－

19世紀前半に登場した鉄道は新時代の交通機関として瞬く間に英国に普及。世界に先駈けて社会の在り方を大きく変容させた一方で、旧来の支配層である土地貴族の格好の投資対象となり、彼らの延命にも一役買いました。

コットン自身、1633年にニューイングランドに移り住みました。彼の言葉を引用しましょう。
「もし戦いがニューイングランドに対して行われたら、それは権威と権力に由来するものだ。その権威や権力は、地獄や大いなる敵、カトリック教会、つまり獣の偶像に起因するものだ（続く）

ピューリタンにとって、国家権力と教会組織は汚され、堕落し、ますます残虐な本性を顕しつつあるかに見えたでしょう。それは、相次ぐ戦争や疫病の流行と相まって、聖書に預言された世界の終わりが近いことを予感させたに違いありません。