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18世紀後半、英国東インド会社はインド植民地で大型船舶を建造することに成功しました。これらの船(イースト・インディアマン)は、1,000トンを超えるものもあり、通常は貿易に用いられましたが、戦時には武装し、フリゲート艦に相当する戦力になりました。(画像はスラート・キャッスル号)
ところが、コロンブスと彼に続く航海者たちが「新大陸」を「発見」すると状況は一変。サトウキビの栽培に適した暖かく雨量の多い土地を得たことで、西欧は大規模なプランテーションを基盤とする砂糖の大量生産に乗り出すのです。
稿者は、モビリティの将来像は次の3つの条件によって規定されると考えます。
①車両自体の走行性能向上(燃費比較の妥当性)
②マクロな電源構成(火力・原子力・再生可能エネルギー等の割合)
③ライフサイクルアセスメント(Well to Wheel での評価)
以下、順に見ていきましょう。
確かにEV(電気自動車)は、走行中にはCO2を排出しません。しかし、電気を火力発電で供給すれば、そこでCO2が発生します。また、走行段階だけでなく、生産や廃棄の段階を考える必要があります。EVはバッテリーの生産段階で多量のCO2を排出するからです。
本稿はそれらをデータで検証します。
1900年、世界に存在した30万キロの海底ケーブルの内、英国が所有するものは72%の22万キロ。圧倒的なシェアです。画像は英国の国策会社イースタン・テレグラフ社の通信網(1901年現在)。この星の隅々まで行き渡っていることが分かります。
海底ケーブルはインドから更に東進しました。1871年、シンガポール経由で香港と上海が英国に連結されます。シンガポールからは、オーストラリアへ向かうラインも整備され、1872年、アデレードとロンドンが結ばれました。従来、船便で2か月かかったこの区間の通信は、15時間に短縮されています。
フロレンス・ナイチンゲールを奮い立たせ、野戦病院へと赴かせたのも電信によって送られたショッキングなニュース(負傷兵の残酷な境遇を伝えるもの)でした。
彼女の経営者としての卓越した手腕が医療システムを変革させたのは有名な話ですね。