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冬眞「これ。お前が……その、前に食べたがっていた気がして。
……!? いや、泣くな! ここでは泣くな。わかった、……わかったから。全く……。
その……これは俺にとって、生まれて初めての『本命』、……だよ」#shikidanshi
冬眞「お疲れ様。一緒に卒業式をやれて嬉しかった。卒業だからって、寂しいことなんてない。明日に、未来に向かうための今日だ。俺と、お前のいる未来に。
疲れただろ。今日はゆっくり休めよ。
……帰したくない気分だけど」#shikidanshi
春灯(ふふふ。つげぐちかんりょー。これであのコンビニの人と瀬見やんが会場乗り込んだら面白いのになー。ま、そー簡単にはいかないか。
さーて、俺は帰ってお姫様にメールしよっと♥)#shikidan
冬眞「瀬見……ありがたいが、気持ちだけもらっておこう。差し入れと言ってスポドリとか持って来そうだ……。
……というか、なんだって今日はこう、いろんな奴が連絡してくるんだ? 誰にも知らせたつもりはないのに」#shikidanshi
夏輝(メール)『荻野目先輩、ちゃーっす! 今日なんかすげーイベントやってるって、別の奴に聞きました! 卒業検定?とかよくわかんないっすけど、頑張ってくださいっす!! あ、なんか差し入れとかしましょっか、俺!!』#shikidanshi
冬眞「もう夕方だ。冷え込み始めるから、くれぐれも暖かくして来いよ。……この時間に見ると、会場の趣もまた変わるな。心が静かになる。お前とここで過ごせるのが……(携帯の着信音)……ん?」#shikidanshi
冬眞「晴れてよかった。昼間は暖かいだろうが、夜になると冷え込むから、ちゃんと暖かい格好をして来……何がおかしい。親みたい? ……親じゃない。彼氏、だから、心配してるんだろう。…………今日、楽しみにしてる」#shikidanshi
春灯「今日は何の日だー? …ん? ぶっぶー。正解はこちら!『王子様が、世界で一番愛してるお姫様を迎えに行く日』だよ。へへ、
ね、もっとくっついてよ。もっと一緒にいよ? ……桜が咲いて、散るまでの間、さ」#shikidanshi