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@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 勇矢「警視庁から出向予定の大鳥警部からも、要請があれば協力すると連絡を受けています」
「アイバ課長は、父さ…伊烏警視長から話を聞いている様ですし。間違いは無いでしょう」
望「第二救出作戦の時は…その伊烏警視長が、警官隊に協力を呼び掛けてくれたんですよね?」
勇矢「ええ、そうです」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 信矢「では、少々お待ち下さいませ」
ハヤテに向けて一礼し、厨房に引っ込む信矢。
勇矢「待ち時間の間に、ワイルドアスロンのスケジュールを詰めていきましょうか」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 勇矢「お疲れ様です、ハヤテさん」
信矢「いらっしゃいませ。ロシアンティーと焼きリンゴなら、すぐにお出し出来ますが…如何なさいますか?」
勇奈「え…ハヤテさんの分も用意してたの?」
信矢「一応、2~3人分は食材に余裕を持たせておいたさ。ご所望とあればフルコースでも」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 信矢「ロシアンティーも初めて淹れたけど、不思議だよなぁ」
「お茶自体は、独特の燻製みたいな風味があって癖が強い…って思ってたんだけどさ」
優奈「ジャムを舐めながら飲むと、癖だと思ってた風味が美味しさに変わるんですよね。一気に飲みやすくなります」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 信矢「ありがとう、最高の賛辞だ。さて、最後はデザートの焼きリンゴとロシアンティーになります」
「話し合いは、これを食べながらでも出来るでしょう」
優奈「ほ、本当にフルコースで作ってたんですね…」
シルヴィア〈それはもう、調理中は大層張り切っておられました〉
勇奈「よくやるよ…」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 信矢「うん、みんな反応が良いな。店主冥利に尽きるってもんだ」
望「本当に美味しいです、マスター」
勇矢「正直、無理を言ったかと思ったけど…余計な心配だったね」
信矢「無理はしたぞ?こういう貸し切り予約は1週間前に言ってくれよ。シルヴィアが色々調べてくれたから、何とかなったけどさ」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 望「凄いな…マスターの本気が伝わってくるみたいだ」
勇奈「これ、そんな簡単に作れるものなの?」
信矢「他のお客さんの注文を捌きながらだと…流石に無理だな。今回は勇矢が店を貸し切りにしたから、準備に集中出来たけど」
「常連さんに嫉妬されると悪いし、この場に居る皆だけのナイショな?」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 信矢「温め直しは…良し」
いつの間にか厨房で鍋と睨めっこしていた信矢が、鍋の中身を見て頷く。
「それではお待ちかねのメインディッシュ、ビーフストロガノフです。これは、日本でもよく聞くだろ?」
「今回は主食を黒パンにしたから、こっちは揚げたジャガイモと合わせて主菜扱いです。どうぞ」
@tabigaras95820 @leo0009 @DBrh2m5UoTywy5O 優奈「だ、大丈夫ですかゴウさん!?おしぼり使って下さい」
優奈が慌てておしぼりを用意する。
信矢「流石と言うか何と言うか、トールはド直球で聞くなぁ~…」
望「そういう…その、愛情表現っていうのは、他の人の目が気になるものだからさ」
勇奈「人目が無い所なら良いんだ?」
望「多分…」