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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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信矢「日本でロシア料理っていうと、ボルシチとピロシキが真っ先に思い浮かぶよな。分かるよ」

シルヴィア〈スープ料理をボルシチにするかどうか、最後まで悩んでおられましたね。マスターは〉

勇矢「先程、黒パンに塩を振りかけていたのは?」

信矢「ロシアで食事を振る舞う時の、歓迎の習わしさ」

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信矢「では、続きまして。主食の黒パンと、スープはシチーになります」

全員分の黒パンに一つまみの塩を振りかけ、シチーと共に配膳する信矢。

望「シチー…?シチューじゃなくて?」

優奈「キャベツをメインに使う、ロシアの野菜スープだよ。ロシア料理の中でも代表的なスープ料理の一つらしいね」

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信矢「(ふぅ…掴みは上々って所かな?)」

勇奈「うん、どの付け合わせで食べても美味しいね。…でも、前菜だけでも結構多くない?」

信矢「ロシアの人達は、昼食を特にしっかり食べるらしくてな。前菜、主食とスープ、主菜、デザートとお茶って流れで」

「正直、俺もあまり詳しくないんだけどさ」

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優奈「お待たせしました。前菜のブリヌイです」

給仕服のアバター衣装を着た優奈が、机の上に作りたてのブリヌイと、幾つかの付け合わせを置いていく。

「付け合わせのスメタナ、イクラ、野菜とキノコのピクルスをのせてお召し上がり下さい」

望「スメタナ…?」

信矢「ロシアのサワークリームさ」

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信矢「ありがとう。俺達の”止まり木”を気に入ってくれて、嬉しい限りです」

勇矢「急に無理を言ってしまって申し訳ない。大丈夫だったかな?」

信矢「なーに、心配は無用だ弟よ」

優奈「それじゃあ、配膳を手伝いますね。まずは前菜ですか?」

信矢「ああ。まずはブリヌイから頼むよ、優奈ちゃん」

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信矢「いらっしゃいませ。久しぶりだな、ゴウくん。皆さんお待ちかねだ」

シルヴィア〈マスター、お時間です〉

気さくな笑顔をゴウに向けていた信矢が、スマートギア越しに響いた声を聞き、表情を引き締める。

「本日は当店をご利用頂き、誠にありがとうございます。それでは…客室にご案内します」

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ーBNDDオンラインカフェ〈ペルシュ〉ー

信矢「さーて…我が弟ながら、中々の無茶振りだなぁ。BNDDオンライン運営局付きの電脳大使さんね…」

「まぁ…”あの時”と似たようなもんか。シルヴィア、店の資材は?」

シルヴィア〈十全に整えてあります。どうかご存分に、マスター〉

信矢「OK、やるか」

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勇奈「え?ホントに〈ペルシュ〉に行くの?」

優奈「勇矢さん…良いんですか?」

勇矢「まぁ…兄さんなら上手くやるでしょう。予約を入れておきます。…もしもし、兄さん?」

望「(大丈夫かな…?)」

〈ペルシュ〉に居る信矢「…あいよ、準備しとく。…お前の無茶振りは、何年ぶりだろうなぁ」

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勇矢「ふむ…どうするのが良いでしょうね?」

勇奈「〈ペルシュ〉…は、流石にフランク過ぎるかな?」

優奈「一応団体向けの客室はあるけどね。でも、アナスタシアさんの立場もあるし…」

望「万が一の時を考えると…って事ですか?」

優奈「うん…」

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勇矢「待たせたなんて、とんでもない。撮影お疲れ様です、アナスタシア女史」

「休憩を挟んでから、明日のワイルドアスロンについて、打ち合わせを致しましょうか」

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