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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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有理沙「どうも月夜見商会の上層部で厄介事があったみたいでね。G5課が解散させられた上、ゴウ君は月夜見商会から追放された」

望「ゴウさんが…!?」

有理沙「勇矢が既に動いているし、優奈君と勇奈君も勇矢と合流する所だ」

望「…僕にも、何か出来る事はありませんか?」

有理沙「うーむ…」

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僕の言葉にルビーとゼノが頷いたのを見てから、僕は有理沙博士に連絡を試みる。幸い、電話はすぐに繋がった。

有理沙「はい、伊烏です」

望「いきなりの電話で済みません、有理沙博士」

有理沙「…勇奈君から聞いたかね?」

望「いいえ、何かあると思ったので」

有理沙「ああ…察しの通りだ」

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…優奈さんと勇奈を見送った後。僕はルビー、ゼノと一緒に話をしていた。

望「…優奈さんと勇奈、何かありそうだったな」

ルビー「ご主人様と同意見です。まだ、先の一件のゴタゴタが尾を引いている…だけではないでしょうね」

ゼノ「…私達にも、出来る事は無いのかな?」

望「うーん…」

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勇奈「やれやれ…あたしは先に行くよ?」

短くそう告げると、勇奈が足早に去って行く。慌てて後を追い掛けようとすると…。

望「…行ってらっしゃい、優奈さん」

優奈「…うん、行って来ます」

日常の中で、当たり前に交わす言葉。少しずつでも平穏を取り戻せていると実感して、心が温かくなる。

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…こういう時は、複雑な気持ちになる。私が押し込めている本音の化身…勇奈は、望くんの事が好きらしい。

それは、つまり…私の心の中にも少なからず彼への好意がある…という事で。
羞恥心とか、嫉妬とか、そういう思いが渦巻いているのを自覚してしまう。

優奈「うぅ…」

勇奈「ん…?」

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優奈「…望くん。ちょっと用事が出来たから、私達は行くね?」

望「…分かりました。それじゃ、また」

勇奈「ああ、またね。…用事が終わったら、デートでもしようか?」

優奈「ふええっ!?」

望「…それは…嬉しいけど。今日は止めておこう」

勇奈「嬉しいとは思ってくれるんだ…ふふっ」

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…”憤怒”のメモリの力で生まれたもう一人の私…勇奈は、何故か自身の実体を得て、今は私と別人の様になっている。

勇奈「…勇矢さんから伝言だ」

別人の様にはなっているけど。元々一つだったからか、私達はメモリの力を使わずに意思疎通が出来る。

優奈「(…そんな、ゴウさんが…!?)」

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望くんが手渡したカロリーブロック…の様な物を食べたゼノちゃんが、食事を止めてお腹を撫でる。

望くんのメモリが持つ能力…「電脳構造体の自在精製・操作」で作った、凝縮カロリーブロックだ。

優奈「………」

勇奈「…日常離れしてるって思う?それこそ今更だろ」

優奈「あ、勇奈…」

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優奈「食堂が、大変なことに…」

…こういう時は、夢だと思いたくなる。

レヴァイアが作った”暴食”のメモリを核としているゼノちゃんは、大量のカロリーを接種・蓄積しないと暴走してしまうのだ。

ゼノ「もっきゅもっきゅ…んぐ」

望「ゼノ、これ食べな」

ゼノ「わーい♪はむっ…ん、お腹一杯だ」

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何事も無くBNDDオンラインからログアウトして、病院の食堂へ。

ゼノ「もっきゅもっきゅ…もっきゅもっきゅ…」

望「…そっちの姿でも、よく食べるなぁ…」

ゼノ「えへへ…好きなだけ食べていいって言われたから」

ルビー「…ご主人様、フォローの準備をした方が良いのでは?」

望「そうだな…」

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