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映画感想 備忘録 。ファーストインプレッションを記しておきたいという衝動。誤字脱字は高揚の証。金融機関勤務。主戦場は勤務地近くの銀座有楽町辺。 2025年ベスト①②③(随時更新
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『ベルリン・天使の詩』今でこそベルリンの壁崩壊を前提とする考察が当たり前だけど、ミニシアターブームに沸く当時の日本ではお洒落なアート映画と喧伝されていたね。"文化"人の書く映画評も薄っぺらかった笑。バグダッドカフェ然りこの頃のドイツ映画の素晴らしさは政治的背景抜きには語れないよね。

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ビールストリートの恋人たち。なんと美しい黒人の姿。バリージェンキンスの仕事を見ていると、差別への怒りを直接的に表明するより歪められたイメージを回復させることで強制的に作られた価値観そのものを書き換えようとする意思を感じる。ボールドウィンの小説を映画化する動機もそこにあったと思う。

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『バーニング劇場版』さすがイチャンドン!独自解釈どころか、村上春樹の小説を正しく村上春樹的映画にしてしまった笑。良い作家はイマジネーションを与える。結論を無としたり誘導するのではなく、多くの選択肢を与え受け手を放つ。つまりあのラストはそのままの筈はないというのが私の考え。←無粋。

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『ペンギンハイウェイ』かなりツボった。一見荒唐無稽な表層はスペクタクルなアニメ表現の布石という意外性。一方裏で描くはこの世界の深淵を知り幼年期の終わりを迎えるというド普遍性。つまり誰もが通るそれぞれのペンギンハイウェイ。これぞ岩井俊二「打ち上げ花火〜」の精神的後継作。参りました。

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『グレイテストショーマン』Dolby-ATMOS。この総集編じゃなくて、早く6時間ノーカット版を観せて下さいよ。そう思うほど全編駆け足で、感情のトレースが難しい作品でした。資金的な理由もあるのでしょうが、このお話を104分で伝えるのは無理だと思います。音楽が素晴らしいだけに勿体ない作品でした。

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今夜、わたしの中でハンサムガイという新しい概念が生まれました。ありがとう俊藤…💕

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『マンハント』いや〜笑った。開始早々度肝抜かれましたよ笑。何?あの踊り笑。絶対狙ってるよね笑。その他100カ所くらい気になるところある。すげーカッコよく撮ってるけどほぼ変だから笑。あーでも女ヒットマンは良かった。特にあのぽっちゃり…と思ったら監督の娘って!そこだけかい気合入れたの!

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『RAW』仏映画。通過儀礼の話をこれほど直感的に描くとは。女性監督らしい。映像は斬新だし舞台設定として獣医大の新歓期間というのも絶妙。近年多い女性解放映画の中で、本作の独自性は色表現の多彩さ。同テーマ同表現法ながらこの点好対照なのが去年観た米映画『ウィッチ』。共に'83生れの気鋭監督。

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『ブリムストーン』これは真面目に観ちゃダメなやつだね。女性の権利問題云々の話ではなく、この監督目線の胸糞映画と思えばまあ楽しめる。構成は面白いし、ダコタもエミリアもいいしね。そもそもオチに4代に渡る母娘出して歴史は女が作るって時点で…笑。これも従来の西部"ファンタジー"劇。

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ゴジラ 怪獣惑星。人知の及ばぬ災厄としゴジラを描き原点回帰を果たした庵野秀明。そして遂には地上の神としてそれを描いた虚淵玄。人間など虫ケラに過ぎぬと言わんばかりに。共通するのはオリジナルを咀嚼し自らの血肉とした上での創作だということ。まるでクラッシックを解釈するマエストロのよう。

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