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鴻雁来る【10/8-13】
ツバメと入れ違いで雁が北国から飛来する頃。遠くシベリアから海を越え、毎年始めに訪れた雁を「初雁」と呼びました。
「初雁」桃色と白色の餡をまだらになるように混ぜ合わせ白餡を包み、鳥型の押し印をつけた。
水始めて涸るる(かるる)【10/3-7】
田んぼの水を落とし乾かして稲穂の刈り入れを始める頃。この時期はとにかく大忙しで、子どもも老人も皆で稲刈りを手伝いました。
「月うさぎ」月に居ると考えられていた兎を表したお饅頭。
虫隠れて戸をふさぐ[9/28-10/2]
虫たちが冬ごもりの支度を始める頃。実際にはもう少し寒くなってからですが、蛹になったり木や土に潜ったりしてそれぞれ寒さに備えます。
「栗きんとん」栗に砂糖を加え炊き上げ、茶巾絞りで栗の形にする。
雷乃ち声を収む[9/23-27]
夕立を伴う雷が収まる頃。入道雲はいつの間にか無くなり、たくさんの小さな雲が群れをなす鱗雲が現れます。
「麩焼き煎餅」もち米が原料の生地を薄く焼き、秋の七草の<葛・おみなえし・ふじばかま>3つを砂糖の装飾で描いた。
鶺鴒鳴く【9/13-17】
鶺鴒が鳴き始める頃。町中ではあまり見かけませんが、水辺を好み、川の上流に行くと出会うことができます。
「ききょう」紫色と白色の練り切りで桔梗の花を表した。桔梗は秋の七草のひとつ。
草露(くさのつゆ)白し【9/8-12】
朝晩の気温差により朝露が白く涼しく見える頃。
着綿/重陽の節句<9/9>では前夜に菊を綿で覆い夜露と香りを移しとり、翌朝その綿で体を拭うと長寿を保つと信じられてきた。
禾乃ち登る(こくものすなわちみのる)【9/3-7】
稲が頭を垂れて実りの季節を迎える頃。「登」はここでは実るという意味を表します。5月には青々としていた田んぼも黄金に色づきます。
嵯峨野/名月で有名な京都嵯峨の原に浮かぶ月を表す。
綿柎(わたのはなしべ)開く【8/23-27】
柎(はなしべ)とは花のがくのことで、綿花のがくが開いて白い綿毛に守られた種子が飛び出す頃。少しずつ過ごしやすい季節になってきました。
「河原なでしこ」撫子を摘んで入れた籠を連想させる。
寒蝉(ひぐらし)鳴く【8/13〜17】
夕空に「カナカナカナ...」というヒグラシの鳴き声が聞こえてくる頃。寒蝉とは秋に鳴く蝉のことで、ツクツクボウシを指すこともあります。
「夜の花」ういろう生地で白餡を包み、花火の飾りを施した。
涼風(すずかぜ)至る【7/8〜12】
秋の涼しい風が吹き始める頃。現代ではまだまだ夏本番の蒸し暑さが続きますが、暦の上では秋の始まりです。
「水まんじゅう」葛粉を溶いた生地でこし餡を包み、冷やし固めた涼しげな菓子。