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綿柎(わたのはなしべ)開く【8/23-27】
柎(はなしべ)とは花のがくのことで、綿花のがくが開いて白い綿毛に守られた種子が飛び出す頃。少しずつ過ごしやすい季節になってきました。
「河原なでしこ」撫子を摘んで入れた籠を連想させる。
寒蝉(ひぐらし)鳴く【8/13〜17】
夕空に「カナカナカナ...」というヒグラシの鳴き声が聞こえてくる頃。寒蝉とは秋に鳴く蝉のことで、ツクツクボウシを指すこともあります。
「夜の花」ういろう生地で白餡を包み、花火の飾りを施した。
涼風(すずかぜ)至る【7/8〜12】
秋の涼しい風が吹き始める頃。現代ではまだまだ夏本番の蒸し暑さが続きますが、暦の上では秋の始まりです。
「水まんじゅう」葛粉を溶いた生地でこし餡を包み、冷やし固めた涼しげな菓子。
大雨時に行る(たいうときどきにふる)【8/2-7】
夕立や台風などの激しい雨が降りやすい時期。
大雨を降らす入道雲は丸く膨らんだ形が坊主の頭に似ていることからその名前がつけられた。
「清流」小豆を乗せた大福にところてんで水流を表す
土潤うて溽(むし)暑し【7/28-8/1】
まとわりつくような熱気が漂う頃。30日の土用の丑の日には厳しい夏を乗り切るための精力をつけるため、うなぎを食べる風習があります。
「あんころ餅」精を出すためにあんころ餅を食べる地域もある
桐始めて花を結ぶ【7/23~27】
花を結ぶとは実を結ぶことで、薄紫色の桐の花が散って実を付け始める頃。古くから神聖な木とされ、現代でも政府の紋章に使われています。
「水羊羹」羊羹よりも水分量が多く、つるんとしたのど越しがおいしい
蓮始めて開く【7/13〜17】
蓮の花が咲き始める頃。夜の暗い内に開き始め、昼頃には花びらを閉じてしまいます。完全に開いた花を見るのなら早朝が良いでしょう。
「水中花」練り切りを寒天で閉じ込め、開き始めの蓮の花を表した。
腐草(ふそう)蛍と成る【6/11〜15】
腐りかけた草の下から蛍が光を放ち飛び交う頃。蛍は一生のほとんどを水中で過ごし成虫になってから一週間でその生涯を終えます。
「ほたる」餅を餡で包み豆の蜜漬けを付け寒天でつやを出した鹿の子餅。
麦秋至る【6/1〜6/5】
冬に種をまいた麦が黄金色の穂をたわわに実らせる頃。ここでの”秋”は実りの季節という意味で、百穀が成熟する。
「若鮎」6月上旬に鮎釣り解禁を迎えると共に和菓子屋にも鮎が並び始める。小麦粉生地で求肥を包む。
筍生ず【5/16〜20】
筍がひょっこりと地上に現れる頃。筍は春が旬とされているが、日本原産の”真竹”という品種はこの時期が旬とされる。
『唐衣』東風のうつくしい着物という意味。この時期に見かける菖蒲や杜若のようにも見える。