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今日はクリスマスイブですが、一足お先に新年を祝う「#歳朝図巻」(兵庫県立美術館〔#梅舒適コレクション〕)。白梅、サザンカ、太湖石、牡丹、水仙、仏手柑といった新春をことほぐモチーフを、彩り豊かに描きます。作者の #張熊(ちょうゆう)は、清末(19c)の上海で活躍した画家です。#明清の美
来年の干支にちなんで、「#桐下遊兎図」。ホウセンカや秋海棠の花咲く野で、兎たちが戯れています。梧桐の木の上の鳥を見る二匹のほか、よく見ると、ホウセンカの間から、もう一匹、こちらを窺っています。作者とされる #余崧(よすう)は、清時代の画家で、日本に来たともいわれます。#明清の美
五頭の馬たちが、清澄な空気の漂う秋の森で、顔をよせあったり、木に体をこすりつけたり、おもいおもいに憩う姿を描く「#秋渓群馬図」。清朝の画家・ #沈銓(しんせん)の、迫真的な動物表現が光る作品です。沈銓は18世紀に江戸の長崎を訪れ、日本人画家たちに画を教えました。#大和文華館 #明清の美
明末清初(17c)の南京で活躍した文人画家・龔賢(きょうけん)の「#山水長巻」(#泉屋博古館蔵)。墨一色で、濃厚なグラデーションの施された山水景がえんえんと続く様は、まさに圧巻。その陰鬱で神秘的な風景は、亡国・明を想う作者の悲哀が表象されているともいいます【続く】。#大和文華館 #明清の美
初期洋風画の魅力は、見る者を夢見心地にするような、とろりとした甘さが感じられるところでしょうか。金髪の巻き毛、ふわふわとした羽飾り、美しい織物に王冠にきらめく宝石。#泰西王侯騎馬図屏風 #大和文華館
明治43年、鉄斎が近藤文太郎氏に贈られた紅魚(アコウダイ)二尾をハガキに描いた、いわゆる絵手紙です。大きな眼と背びれをもつ、魚の特徴をわかりやすくとらえます。中央の「大吉」二文字は、古代中国の文字から拝借したもの。ほほえましい中にも豊かな学識が光る、鉄斎らしい絵手紙です【続く】。
鍾馗は、疫病などの災いをはらうとして、東アジアで古くから親しまれてきた辟邪神です。本図ではどっしりした鍾馗が、右手で剣を持ち、左手で小鬼の頭髪をむんずと掴んでいます。鉄斎はしばしば鍾馗を描いては、親族や知人に描き贈っていました。親しき人々の息災を願う想いがあったのでしょう(続く)。
山内での厳しい修行の末、苦しいだけでは悟りは得られぬと気づいて下山する釈迦の姿を描きます。東アジアで愛されてきた、所謂「出山釈迦」の画題です。本図の釈迦はまさに月明りの煌々と照らす中、雪深い山道を下りています。釈迦の細やかな面貌表現と、着衣の粗いタッチの線の対比が見どころです。