魔王レギオンが、虚をつかれたようにその一撃を、受ける。

『我々が知らぬ、愛』

『知らぬなら、知らねばならない』

そして。

『その知識、我々に寄越せ……ーーー!』

その身から溢れ出る渇望が、連撃となってミイコを襲う!

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「まずはね、相手のことを知るところから始めるんですよ…」

巨大な相手にミイコは真っ向から立ち向かう
これが自分だ、これが人だと見せるように

「ダメなところも!情けないところも!愛せるから推しは尊いんです!アナタ方はDVD千本見てから出直してくださいなー!!」

思いを込めて大剣を振るう

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「あーはー♪って笑い事じゃねー!です!」

結晶体の出力を経験したことのないところまで引き上げる

「ぐぇっ…」

軽く振るわれた一撃を全力で返すがこれは続けられない

こちらの戦い方は学習した戦闘AIにより、ことごく防がれる上に圧倒的な火力不足だ

「やべ~…」
ミイコから笑みが消えた

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2. レギオン

魔王なんか止めて、一緒に推活やりませんか?
ミイコはそう言いかけてさすがに止める

これは生存競争だ。種としてどちらが生き残るか…そういう戦争だ!

草薙剣を引いて、前傾姿勢をとった
「あーはー♪殲滅です!!」

ミイコはスサノオ全身を1本の槍と化し、魔王に挑む! https://t.co/C3aqhQ2hvO

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「3軍の敵…敵とか味方とか、正義とか悪とか、そんな二元論で話すから終わらないんですよ!あなた達は終わらせたいと言って、続けてるだけなんですよ!」

ミイコの気配が膨れ上がり、輝き始める

「推しか、否か!」

「それで話せ!!!」

オロチが覚醒し、すべての破損を自己修復していく!

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4.魔王討伐

群がる地獄運びを粉砕し、被弾しながら魔王へと進む

そして
「あーはー♪」
対峙する

「ボロ雑巾のミイコです!」
言葉の通りかなり損壊しているにも関わらず、オロチを起動していない

「衣裳のご相談に来ました~♪…冗談ですよ?それでまだ満足されませんか?」 https://t.co/uukhvfIgG4

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19からの通信で機体を止める

「百さんがっ?!」
優しくて実直だから自分を責めてのことか?

「情けない限りです。仲間も救えず何が連合軍大佐ですか、聞いて呆れます。百さん…刃を置くのも一つですよ?」

「…置けませんよね、置けるほど百さんも潔くないでしょう?」

ミイコは再び機体を進めた https://t.co/dPwdGuBYvd

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「やれやれ軍人思考が強まってますね。推活が足りない証拠ですぇ…よし、考えるのは止めです!」

スサノオを進めよう
考えるのは得意ではない

「帰ってきたらエースさんにコスプレ撮影会頼もう!エミリオさんは…男の娘やってもらおっと♪」

そう言ってミイコは邪悪な笑みを浮かべた

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巫琴「……ミイコ……絶対戻るよ。だから……
無事でいて……!」

彼女はあれでも正規の軍人
その責務を自らの鏡に映した少女は、その想いと共に転移する…!!

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「僕らも行くカナッ!」
「ワタクシは前線に残ります。これでも連合軍人ですから」
「…わかったカナッ!皆が戻るまで無茶はダメカナッ!」

「さて…」
転移を見送ったミイコは見晴らしのよい所へ機体を進める

ベースへ戻れば楽しい日々を思い出してしまう

臨戦態勢を解く気はなかった https://t.co/CRAuxFFmRa

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2.魔王

「ここは外れな気がしてきたカナッ…稼げる匂いがしないカナッ」

1や77、そしてミイコの様子が気になった19も最前線に来ていたのだ

空気が戦場のそれに変わっていく

「魔王か…我ら黒海老が従うは燃え盛る九尾狐のみ!」 https://t.co/VgPNXdAIJT

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「それでこそネグロさんです!これで整いましたね!」
「…そんなワケあるかー!カナッ!」

話をまとめようとしたミイコに19が怒鳴った

「みんなをボロボロにしてっ!弁償するカナッー!!」
「あわわわ、ごめんなさ~い!」

何とも緊張感のない2人組であった…

(ありがとうございました~)

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「あのエースさんですよ?」
「フェイクだと?」
「エースさんはとても優しい方ですからね♪」
「何が言いたい?」

ミイコが踵を返す

「まずはご飯です♪あと風呂とゆっくり睡眠です♪」
「話す気はないのか?」

満面の笑顔でミイコは答えた

「ん?本気で戦う準備ですよー!」

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「…」
「315…どう見るカナッ?」
「…」
「見せしめにしては、疑問があるカナッ?…315?」

ミイコが画面を凝視したまま動かなくなっていた

「おいっ!」
「あはははははは!!!!」

突如笑い始めたミイコに19も動揺する

「は~あぁ、面白いですねー」
「…何がだ?」 https://t.co/e2JQSLEFPH

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2.戦闘を仕掛ける

巫琴「にゃ~は~!
ミイコ! 私も続くよ~
責任者出てこ~い!!」

現れると同時に、同士に続いて正体不明軍に先制攻撃を仕掛ける…!! https://t.co/CkxePxY0rX

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「いやいや、こちらの想定以上に速かったですよー」

(オロチがオーバーヒート…結晶体のエネルギー量に機体が追い付いていないんでしょうかねぇ)

「ありがとうございました♪こちらも助かりましたよ~♪おっと、自己紹介がまだでしたね~連合軍大佐ミイコ・アマハラです♪」

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次々に蛇頭が切り落とされていく

「こりゃ、キッツいです!むぅ、射撃も格闘もこなされると立つ瀬がありません!」

七つ目の蛇頭が切り落とされる

「オロチ起動!」
ミイコの声にスサノオが緑に輝き始める
「覚醒!」

異常な速度で蛇頭が再生していく

「まだまだ終わりませんよー!」

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想定以上の速さに蛇頭では捕らえきれない
「あーはー♪」

ミイコはスサノオのブースターを付して機体を前進させ、体格差で優位に立ちにいく

「どっかーーーん!!」

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「あーはー♪おめでとうございます💞素敵ですよー♪」
「おめでとうカナッ!…普通にお祝いしてるカナッ…いや、315は何をやからすかはわからんカナッ!」
「…聞こえてますよ?」
「聞こえるように言ってるカナッ!」

2人に面識はないがミイコが結婚式に行く言うので心配で19もついてきたのだった… https://t.co/lHrS9vlofp

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「笑い事じゃありませんよ」
「行きますよ行けばいいんでしょはいはい行きますよーだ」
「その通りです」

「あーはー、お仕事しますかぁ…こりゃまた荒れそうな曇天ですねぇ」

ミイコは窓から青空を見てそう呟いた…

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