夜美は剣士では無い。剣術だけにこだわる必要は無い。マサトミや沙紅羅との手合わせで剣では敵わないと知りそこに体術を合わせる事を思い付いた。

沙紅羅「なるほど。そいつが通用するか試してみな。」

夜美「言われずとも!」

再び夜美が沙紅羅へと向かっていく。
(続)

0 10

夜美は鍔迫り合いの状態から半歩踏み込み下半身を捻り沙紅羅の脇腹へ膝蹴りを繰り出す。

夜美「はっ!」

沙紅羅「おっと!」

素早く反応した沙紅羅は後に飛び退きそれを躱す。

沙紅羅「へぇ、面白い事するじゃないか?」

夜美「剣術だけでは敵わぬからな。少し工夫を凝らしてみた。」
(続)

0 8

夜美「はっ!」

夜美が袈裟斬りに木刀を振るう。

沙紅羅「甘い!」

それを沙紅羅が受け流し逆に斬り込んで来る。

ガッ!ゴッ!ヒュオ!

木刀がぶつかり空を斬る音が辺りに響く。幾度か切り結び鍔迫り合いの型になる。

沙紅羅「やるねぇ。」

夜美「まだまだ!」

(続)

0 9


マクシオンネオンシティその一画に佇む遊郭「夢幻楼」今日も一夜の夢を求める客で賑わっていた。
そんな喧騒の中、店の裏手の開けた場所に女が2人向かい合って立っていた。
2人とも手には木刀を持っている。

夜美「では、行くぞ!」

沙紅羅「あぁ、いつでも来な。」
(続)

2 25

沙紅羅「あたしは遊女じゃないからね。夢幻楼に来たら良い娘を紹介してやるよ。」
「もっとも生身で戦りたいって言うなら話は別だけどね?」

そう言って去り行く機体を見送った。

ありがとうございました。

0 2

沙紅羅「悪いけど、あたしはさっさと終わらせたいんでね...」

「宇月神滅流.百花繚乱!」
二刀による高速の連斬がディムの機体に襲い掛かる!

0 3

沙紅羅「疾い!」

突撃してくる機体を躱しざまに斬撃を繰り出したが硬い装甲に弾かれる。

「ちっ、やるじゃないか。」

0 2

ガキン!斬撃が装甲に弾かれる。
沙紅羅「ちっ!固いのはアレだけにしておくれよ。」
繰り出された拳を跳躍して躱し空中で機体を捻り装甲の隙間を狙って斬撃を放つ!

0 2

沙紅羅「はぁっ!」
相手の拳を躱しそのまま左の刀を横薙ぎに振るい斬りかかる!

0 2

沙紅羅「おや?あたしを御指名かい。かまやしないけど高くつくよ?」
腰に刀も抜き二刀を構えると愛機.紅桜を加速させ一気に間合いを詰める!

0 2


沙紅羅「ちょいとあんた!ここいらで暴れられると商売の邪魔なんだよ。」
「おとなしく帰るか、体力が余ってんならウチで女でも抱いてっておくれよ?」
赤い剣士が目の前に立ちはだかる。 https://t.co/2cTm7pI4UW

2 10

夜美&沙紅羅「はぁぁぁぁ!」

赤と紅が敵EXMの動力部目掛けて斬撃を繰り出す!

0 2

夜美「沙紅羅そっちを頼む!」

沙紅羅「あいよ。」

赤い龍が右へ突撃し、紅い剣士が左へと斬りこんで行く!

0 2

沙紅羅「マクシオンの懐が潤ってくれないと夢幻楼も潤わないんでね。悪いけど止めさせてもらうよ。」

夜美「沙紅羅と手合わせのつもりが妙な事になったな。まぁ良い退屈させてくれるなよ?」

赤い龍と紅い剣士が立ちはだかる。 https://t.co/chww4ryNg5

0 7

「ここだけの話、宇月 沙紅羅って『ロリコン』らしい」
「確かに『ロリコン』って感じ」
「それって普段からじゃね?」
「わかる」


https://t.co/MQzwkwFwhi
「あたしは女に興味無いんだけどねぇ...」

0 12

沙紅羅「あぁ、任せておきな!」
沙紅羅はそう言ってレオナに笑いかけた。

ありがとうございました。

0 4

沙紅羅「心配する事無いよ。来たら来たであたしが一緒に謝ってやるさ。
あんたに酷い事なんてさせやしないよ。」
夢幻楼に来る子供達もこんな感じだ。助けて欲しいのに誰も信じれなくて1人でもがき苦しむ。そんな者を1人でも救えたらと思わずにはいられなかった。

0 4

沙紅羅「よし!じゃあ、そいつを返して美味い物食いに行こうか!」
そう言ってレオナと共に機体を返しに向かうのだった。

0 4