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#虚無の叫びSS_B
深く息を吸い、吐く。
ゆっくりと立ち上がり、外へと出る。
既に戦闘は始まっている。
レッドプレート隊、キリングスの集団へと目を向けて、瞼を閉じ、その言葉を力強く口にする。
「ヴォイド──」 https://t.co/HEz06vC5dc
#虚無の叫びSS_B
「何というかこう、良い感じにフォローしてくれない?」
「……雑な頼みでござるなぁ……」
あんまりにもあんまりな頼みにシルクが思わず笑うと、アシュレイの方も自覚があったのか苦笑いで返し、戦いの直前とは思えない穏やかな空気が場を満たした。
#虚無の叫びSS_B
「その、なんだ。この後多分俺、“力任せに思いっきり暴れたり”すると思うからさ……」
「……はい」
冗談混じりに自分が言った言葉がそのまま相手から出てきた事に些か驚きながらシルクが相槌を打つと、申し訳なさそうにしながらこう告げた。
#虚無の叫びSS_B
「……アシュレイ殿」
クリフォードに続いてシルクがアシュレイに声をかけると、それを待っていたようにアシュレイがシルクの方を向く。
「頼みがあるんだ、シルク」
「……何でしょうか?」
何と声をかけるか考えていた矢先の事で些か拍子抜けしながらシルクは次の言葉を待つ。
襲い来る義体化兵とフウマ達の戦い、そしてヘレナが力尽きるのも目の当たりにした
「そんな!」
援護に向かおうとしたが、間に合わなかった。愕然とする彼に一体の敵兵が襲いかかるが。
「よくも、お前達っ!」
フウマは叫ぶと、義体化兵をブレードで突き刺した。
#虚無の叫びSS_A https://t.co/zfmNVTKFu4
「………ッ!!」
紅い飛沫が飛散していく……
「……ヘレナさんッ!!」
凄惨な光景を目にした明石が叫んだ──
#虚無の叫びSS_A
https://t.co/v1BwH2X3ZS
#虚無の叫び本編SS
各グループが戦闘に入った旨が共有される。ルーカスはバルクキャリーを停め応戦。
「VT、ブリング、出るぞ…ヴォイドアップ!」
迫るキリングスを相手にルーカスらは変身し、戦闘を開始する。
#虚無の叫び本編SS
「それで、あの少年はどうした?」
「お父さんと休んでるって」
「そうかい。ミセリコルデ、次は目を離さない方がいいな」
ミセリコルデは腑に落ちない表情をショルメに向けた。
「なんでよ、さっきのは仕方ないっていうか」
「いや、そうじゃない。もっと別の理由さ」
Chapter 8
「……てな感じで、ここまでの間も色々あったけど、僕の大活躍のおかげでここまで切り抜けた訳!」
バルクキャリー内でフウマはオックスを相手にここまでの経緯を……幾らか誇張して話していた。
「ほう? フウマも随分と役に立ったのだな。流石なものだ」
#虚無の叫びSS_A https://t.co/5lEW0s2hZ3
#虚無の叫び本編SS
「レッドプレート…、ここまでの影響力を…」
端末に表示された地図を確認しながらルーカスは歯噛みする。ジェネラル率いるレッドプレートは市街地エリアの殆どを手中に収め、ヴォイドを狩り続けている。
その点でいえば協調出来そうなものだが、そうはいかない。
(イ型相手に奮闘を続けるオオツカ)
ウッス!
(衝撃音)
あらあら…
(ノイズ)
ウッッッス!!
(衝撃音)
(ノイズ)
(砂嵐)(砂嵐)
(実はその光景を“撮影”していた者が存在した)
あらあらあらあら
フフフフ…☆
#虚無の叫びSS_C https://t.co/iwjYKTBC5A
#虚無の叫びSS_B
chapter7-16
─ chapter 終了 ─
●呆気ない幕切れ
●ヴォイドリーチが警戒した相手へと、パトリックの分析癖が発揮?!。
https://t.co/xOYp0bnqR5
#虚無の叫び本編SS
「キーッ!!ハルカ!あんな変な男と談笑してはいけません!」
チャールズとハルカの会話をモニター越しに見て騒いでいるのはヘレナだ。それをうんざりした様子でセイモンが眺めている。
「そんな騒ぐな。ただでさえ静かにしておるのが条件だろうに」
https://t.co/muR389fT8o
#虚無の叫び本編SS
ワダツミ駅内、チャールズから声を掛けられたハルカは驚いた。
「貴方は…」
「チャールズ・ダントンだ」
「よろしくお願いします。ダントンさん。何か、僕に用が?」
チャールズは手近なベンチへ座るように促した。
「少し君に興味が湧いた。ハルカ・ゴールディン」
#虚無の叫びSS_B
「……まだ、足りない……」
──“力”を求める声を残して。
Chapter.7 END https://t.co/njQdr4eM0O
#虚無の叫び本編SS
飛び出たハルカを狙ったようにレーザーが放たれる。
ハルカはそれをゾルンホーヘンで受け止めた。ジリジリと表面が焼かれるゾルンフォーヘンから肉が焦げるような匂いがして気分が悪くなる。
「他の皆さんも撃って!」
先を進む中、突如として放たれたビームの一撃。
「…っ! マジかよっ!」
外れはしたが、予想よりも至近距離に迫った攻撃。熱量がここまで伝わり、相当な威力であると…感じられる程だ。
「これは早く決着をつけたいよな。……でないと」
#虚無の叫びSS_A https://t.co/TEf1c8CHCw