彼はここへ流れ着いた際、虚空戦姫に命を救われた。

彼の肉体は次元境界の「光」に焼けただれ、地面を這うのも精一杯の状態であった。

虚空戦姫は…、そんな彼に興味を持ったか。自身の体組織を与えた。

つまり、自身のヴォイド組織をチャールズへ寄生させたのだ。

2 9



蹄鉄の音が聴こえる。

「婿殿、マズい…王のお出ましだ」

シュピネンの声とほぼ同時に彼らは血と錆の棘がアスファルトを割って周囲を取り囲むのを見た。

棘状の柵を飛び越えて、現れた影が繰り出す一撃をルーカスは辛うじて躱すがその衝撃に転倒してしまう。

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FinalChapter
Cグループ

「虚無の叫び」

任務期間
6/27〜7/9(予定)

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FinalChapter
Bグループ

「血戦」

任務期間
6/27〜7/9(予定)

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FinalChapter
Aグループ

「帰還」

任務期間
6/27〜7/9(予定)

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ExtraChapter.10

『ベルバル隊、西へ!』

港湾エリアへ進入した救助隊の面々に最後の補給を行ったベルバル隊。彼らもワダツミからの離脱を急ぐが… https://t.co/hLqU3Ou3t9

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「あと、あと1つと言うところをッ!!」

チャールズが声を荒げた、次の瞬間、海中から大きな水柱が上がる。

現れた威容は…これまでのヴォイドとは違う異質さを兼ね備えた異形だった。黒鉄の巨砲を纏った玉座にかける白の美姫。

彼女はスライサー目掛けて巨砲を向け…放った。

1 11



正しく豪炎。一撃の威力は凄まじく、距離を取るにも難儀するほどだ。

「トーマス…!!」

「ゴールディン、お前が悪いんだ。お前が!!」

一太刀一太刀が重く、熱波と共にルーカスを襲う。

「俺の何が悪いのか…教えて欲しいね」

大振りの一撃を躱し、その胴にスピアを叩き込む。

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「はっ…」

照明の明かりが戻り、部屋は人工的な清潔さを取り戻す。壁に寄りかかってにやけた顔でトーマスを見つめていたのはヘラルドだった。

「…何か用か、グスマン」

「いえいえ、少し気になっていたんですが…、さっきから貴方一体どなたと話しているんです?」

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Aグループが出発したのは翌朝の事だった。

あまりにも前回の戦闘のショックが大きいためか、揺れる車内は静かだった。しかし、彼らが狙うはエクスヴォイド【グリペン】。

相応の覚悟が必要な相手である。

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それは、彼女の最後を想像したルーカスがハルカに向けて少しでも彼女について知ることが出来たらと感じたからである。

ひとしきり聞いたハルカは納得したように頷く。

「すれ違いっていえばそれまでですけど…」

「結ばれない運命。冷たい言い方にも聞こえるかもしれないが」

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港湾エリア、セーフエリア。

「…お前」

ルーカスは目の前に立った人物を見て、目を丸くする。それはAグループのバルクキャリーから降りてきたハルカだった。

「僕の方から声を掛けるのは気が引けましたけど、これを貴方に渡さなければいけないと思って」

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Chapter.9
Cグループ

「わだつみ様」

任務期間
6/13〜6/19(予定)

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各グループが戦闘に入った旨が共有される。ルーカスはバルクキャリーを停め応戦。

「VT、ブリング、出るぞ…ヴォイドアップ!」

迫るキリングスを相手にルーカスらは変身し、戦闘を開始する。

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「それで、あの少年はどうした?」

「お父さんと休んでるって」

「そうかい。ミセリコルデ、次は目を離さない方がいいな」

ミセリコルデは腑に落ちない表情をショルメに向けた。

「なんでよ、さっきのは仕方ないっていうか」

「いや、そうじゃない。もっと別の理由さ」

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「レッドプレート…、ここまでの影響力を…」

端末に表示された地図を確認しながらルーカスは歯噛みする。ジェネラル率いるレッドプレートは市街地エリアの殆どを手中に収め、ヴォイドを狩り続けている。

その点でいえば協調出来そうなものだが、そうはいかない。

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「キーッ!!ハルカ!あんな変な男と談笑してはいけません!」

チャールズとハルカの会話をモニター越しに見て騒いでいるのはヘレナだ。それをうんざりした様子でセイモンが眺めている。

「そんな騒ぐな。ただでさえ静かにしておるのが条件だろうに」

https://t.co/muR389fT8o

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ワダツミ駅内、チャールズから声を掛けられたハルカは驚いた。

「貴方は…」

「チャールズ・ダントンだ」

「よろしくお願いします。ダントンさん。何か、僕に用が?」

チャールズは手近なベンチへ座るように促した。

「少し君に興味が湧いた。ハルカ・ゴールディン」

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飛び出たハルカを狙ったようにレーザーが放たれる。

ハルカはそれをゾルンホーヘンで受け止めた。ジリジリと表面が焼かれるゾルンフォーヘンから肉が焦げるような匂いがして気分が悪くなる。

「他の皆さんも撃って!」

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「化け物め」

「そうだよ(やけくそ)」

仮面の中から軟体動物のような醜い顔が覗く。続く連撃をヘルトは辛うじて躱した。

しかし。

バルクキャリー内、戦闘の様子を中継し、映す画面の前でユカリは言葉を失っていた。

「ヘルトさんが、ヴォイド…」

https://t.co/UrKmqb9I84

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